ニューヨークで出会ったスピリチャルとファッションを融合するというアイデアを得た過程。

私は1995年から2003年までニューヨークで生活していました。

その前に一年ロンドンに留学し、ファッションデザインを学ぼうかと思いま_

したが、ロンドンの生活はその当時のんびりしていて、若くてせっかちだっ

た私には物足さを感じ、奇跡的に受かったLondon College of Fashionの

入学をキャンセルし、1995年～ニューヨークに滞在し、Fashion Institute

of Technologyという学校に入学しました。

ニューヨークでファッッションやクリエイティブな事を勉強しているうち

に、私にしかないコンセプトを洋服で表現する方法がないかとずっと捜して

いました。

2000年９月１１日にニューヨークの多発テロ事件をきっかけに、何かがピ

ンと閃き、これから物質的なものよりも、精神的な事を必要とする人々は増

えてくると感じるようになり、癒しとスピリチャルをテーマに洋服作りがで

きないかと思うようになりました。

その頃には私を助けてくれる道具がありました。

それは今から２０年前にニューヨークの本屋さんで出会ったトートタロッ

ト。FITに通っている時のクラスメートでラーダというアメリカ生まれのイン

ド人の女の子でタロットが良く当たる子がいました。中学生の時から独学で

タロットを学んでいた私には彼女のタロットの読み方がとても興味深く、頼

み込んで教えてもらうことにしました。

そのおかげで、私のタロットカードは宇宙からメッセージを受け取るように

カードから何かが話しかけてくるというようなそんな感覚を掴むようになり

ました。

それ以降、私はタロットカードを使って友人達の悩みを聞いてあげる習慣が

できました。

２００１年９月１１日のニューヨークの多発テロ事件が起こる日の前夜、ニ

ューヨークはもの凄い雨が降りました。私はバブル全盛期だったニューヨー

クがこれから浄化する時期はいるのではないかなんてことを思っていまし

た。

翌日もの凄く天気の良い朝でした。あの事件が起こったことをきっかけに、

自分の感度が上がって、上から何かがメッセージをくれるという感覚に気が

つくようになりました。

その時に、『貴方は人を癒してあげられる才能があります。その才能を使っ

てクリエイティブな活動に生かしなさいと』


私はそれをきっかけに、まずは人を苦しんでいる人たちが元気になるために

カウンセリングの仕事を本気でしようと思うようになりました。

そして、最終的にファッションを通じて人を幸せにできるパワー服を作れる

クリエーターになるという事が人生の目的になりました。