ドラマや映画などの映像作品って、
潜在意識のなかにすりこまれやすいんです。
よく見ている動画の世界観、
知らず知らずのうちに現実の体験のなかに
映しだされているかもしれませんね。
だから、軽やかで心地よく喜びにあふれた自分であるためには、
そして、そういう現実を生きたいなら、
ホラーや悲恋など、
恐怖や不幸感をあおり、持続させるようなものは
あんまりおすすめじゃないんですよね。
心理的スリルがあるサスペンスなど私も好きですけど![]()
(ちなみに夜みる夢の場合は、
ホラーでも悲しみでも、
自分の内面の感情の滞りを解放する働きがあります。
そういう風に感情を浄化してくれる映画はいいですね)
心を心地よく満たすには
温かい笑いと愛しさで心を満たしてくれるお気に入りを
持っておくのいいですよね。
私にとってのそんな作品のひとつを
最近見つけてしまいました!
ネットフリックスで観た
『シッツ・クリーク』
大金持ちだった一家が突然の破産、大転落し、
さえない田舎町の古びたモーテルで暮らすことになり…
悪戦苦闘しつつ再起をめざす、
カナダのコメディドラマです。
実は、シーズン1は
「あんまりおもしろくないなぁ…」と思いつつ
ただ展開が気になって、何となく見続けていたのですが。
シーズン2からだんだん夢中になりだして、
登場人物への愛着もふくらんでいって。
観るのがやめられなくなり、
シーズン6のエンディングでは号泣するほど。
くりかえし観たい
大大好きな作品になっていましたよ。
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強引に笑わせるのではなく、
じわじわとお腹の底の方からおかしさが湧いてくるような感じ。
大げさに描かれてはいるけれど、
自分にもまわりの人にも、誰にでも、
実はこういうところあるよね、って共感してしまう。
そして、そういう、ツッコミどころ満載の人間臭さが愛おしいなぁと
感じてしまう。
人をさげすむような笑いではなくて、
人が本来もっている本能や個性やデコボコありのおかしみを
大きく包みこむようなストーリーだと思います。
そこが、
大切な時を共に過ごしたような温かい余韻をつくってくれた
要素なんでしょうね。
1エピソードが20分くらいで完結するので
気軽に見られるから、
ちょっと気分転換したいとき
おすすめです。
(シーズン1はすこし忍耐がいりそうですが。
この転落のショックを受けとめきれない期間の彼らの姿を知っておくと
その先の感動が深まると思います)
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長くなるのですが、この作品の魅力って他にもたくさんあって
書ききれないのだけど、ちょっと追記で書かせてください。
ああ観終わってしまった、、、と余韻にひたりつつ
名残惜しくあれこれ検索していたら
もう心の一部ですね~![]()
最終シーズンの舞台裏が丸ごと紹介されているドキュメンタリーを見つけて
涙ぐむほどうれしかったんですね。
『さよならシッツ・クリーク~6シーズンの感謝を込めて』
こちらも見ごたえがあって
すっごく良かったですよ。
それで知ったのだけど、
一家の長男を演じ、ドラマの制作者でもあるダン・レヴィは
「脚本の次に大事なのが衣装」と本物にこだわったそう。
長男であるデイビットはもちろん、
母モイラと長女アレクシスの華やかなファッションがほんとに素敵なんです。
特に、舞台衣装のような奇抜なうつくしい姿で、
のんびりとした田舎町を闊歩する強烈キャラのモイラ、
チャーミングで最高でした。
そして、デイビットはパンセクシャル(恋愛感情を抱く時に相手の性別については留意しない)なのですが、
他のみんなの独特の個性やクセとともに、
LGBTもそれぞれの生き方として、自然に描かれていて、
偏見や困難を乗り越えてやっと幸せになるというようなイメージではないんですね。
差別的な感覚がまったくなくて心地よく愛を感じます。
これは何の前情報もなく観ていた私も感じましたし、
ドキュメンタリーの中で、
多くのファンが同じ気持ちと感謝をあらわしていたので、
これはある意味、あたらしい時代の価値観をしめす作品なんじゃないかと、
腑に落ちて、あらためて感動が湧いてきました。
そしてね、2020年のエミー賞、コメディ7部門、完全制覇なのですって。
すごい、納得!
こういう作品が広く観られて愛されているって、ほんとにいいなと思う。
有名じゃなくても大大好きなのはかわらないけど、
多くの人と同じ気持ちを共有できるのも幸せな感じがします。
ドキュメンタリーの方も、
そんな時代の風をあじわうのにおすすめですよ。
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