ばめんかんもくカフェまで残り1週間となりました。



昨日(2023年5月20日[土])は、カフェで演奏をされる「かんもくライブフェス」のメンバーの方々とスタジオに入ってリハをしました。

私は、講演の時間の最後に一人で歌う予定だったのですが、今回、「かんもくライブフェス」のボーカルを務めるネコリーさんにお誘いいただき、「かんもくライブフェス」のライブの時間の最後にも、一緒に「かんもくカフェのうた」を歌わせていただくことになりました。

ネコリーさんのTwitterはこちら↓

 

「かんもくカフェのうた」を歌うことになった経緯についてはこちらをご参照ください↓



私がボーカリストとして歌を歌うのは、今回が2回目の経験です。

私は、高校生の頃からバンドを始めたのですが、最初は自分の歌に自信がなくて、絶対に人前では歌いませんでした。

キーボードの担当でしたが、コーラスで参加することも絶対にしませんでした。

ただ、高校生の頃から、私には、ずっと、「想いを伝えるツールとしての歌」という感覚があって、自分は絶対に歌わないのに、いつかは世に出したいと思って曲作りをしていました。

本当は、伝えたいことを伝えるボーカリストでありたいと思っていたのかもしれません。


今でも歌には全く自信がありません。

人様に観ていただけるレベルの歌ではないと自分でも分かっています。

でも、そんな私に転機が訪れたのが、2016年でした。

Hoteyesさんで「7光(seven flash)」というユニットで出演させていただいたときに、生まれて初めて、ボーカリストを経験しました。



ただ、そのときは、自分にボーカリストとしてのアイデンティティが全くなくて、「歌い手がいないから(仮)で歌わせていただいている」という感覚でした。


ただ、今回は、違います。

2023年5月27日。

ばめんかんもくカフェ。

この企画のために、「かんもくカフェのうた」をつくりました。

自分の伝えたいことを伝えたい。

そう思って、歌うことに決めました。

最初は、やっぱり、(仮)で歌わせていただくという感覚でした。

でも、練習を重ねるうちに、ボーカリストとして伝えたいことを伝えるんだという気持ちが強くなってきました。

高校生の頃にバンドを始めてから10年以上経って、今、私は、ようやく、伝えたいことを伝えるボーカリストとして自分の曲と向き合うことができるようになったような気がしています。

歌の技術はまだまだ至らないところが多くありますが、それでも、これまで生きてきた中で私が多くの人に伝えたいと思ったことを精一杯届けたいと思います。


思えば、願いは叶わないことばかりの人生でした。

音楽の道は閉ざされ、研究の道は閉ざされ、教員の道は閉ざされ、それでもなんとかここまで生きてきました。

妻のおかげで、ボーカリストとして歌う機会をいただくことができました。

鍵盤ハーモニカも演奏します。

研究の道も、大学院は辞めましたが、在野研究者として自分のペースでもう一度ゆっくり歩み始めました。

最初は半年で教員を辞め、その後復帰して正規の教員になるも2年間で辞め、中学校の教員も途中で断念しましたが、今は、算数少人数指導の教員として、自分にできることを頑張っています。

叶わないことばかりだと思っていた願いが、今、どんどん叶っている。

そんなことを感じます。


2023年5月27日(土)。

ばめんかんもくカフェでは、決して上手くいってばかりではなかった私のありのままを歌います。


肯定できない 自分がいて
素直になれない なりたくもない

だけどせめて一つだけ たったの一つだけ
残したいと思うのは 今を生きる証



よかったら、是非、観に来てください。