■ 覆る価値観 3
「せどり」という言葉を初めて知った私は、全く仕事が手につかない状態になっていた。
ブックオフなどで仕入れた本が高値で売れる・・・
それは衝撃以外の何物でもなかった。
今までは収入=労働時間
それが普通であると思っていた。
特別な才能があるならばともかく、一般的なサラリーマンである自分には、自らなにかを仕入れ、販売するなどという行為は到底できないと思い込んでいたのだ。
しかしそれが、最低105円から出来る・・・
もしかしたら、今のこの自分の現状、全くお金をもっていない状態から解放されるのではないか?
そんな期待が頭の中をグルグルとよぎる。
お客と話しをしていても、事務所で書類を書いていても、「せどり」のことが頭から離れない。
そして夜の19時過ぎ、仕事を片付けた私は、すぐさま愛車のエイプ50ccにまたがり、近くのブックオフに期待に胸を膨らませながら向かった。
しかし、そこで待っていたのは、予想していない、大きなハードルだった・・・・・
つづく・・・・・
不定期ですが、ぼちぼち更新していきます。
感想をいただければ、更新早まるかもしれませんw
それではまた・・・