3歳のクラシックはともかく、ある馬の有馬記念への格上挑戦の件で、H調教師と意見が合わなかったことがあった。


ディープインパクトが優勝した2006年の有馬記念。ディープがいたこともあり、フルゲート割れが予想されていたから登録だけでも調教師にお願いをした。


結果は


ノー


理由はゲート難と重賞勝ちがないから出ては倫理的に良くないというのだ。


倫理的??


重賞勝ちこそないがG3で2着はあるし、皐月賞8着、菊花賞6着。しかも菊花賞は4着のメイショウサムソンと0.1秒差。


登録するだけでも会員はうれしいわけだし…とかしぶとく粘って話をしたんですが、師は最後まで譲らなかったですね。


後日、この話を仲のいい某K師へ話した。

そのことを覚えていたか否かはわからないが、翌年の有馬記念に1000万下で5着の条件馬を出走させた。


結果は7着に入賞、大きな賞金が入った。「まっちゃん、良かったよね」レース後、師は大満足をされていた。


昔から調教師は頑固で変人が多いと言われてきたが、確かにいろいろな人がいる。まぁ、変人じゃないとつとまらない。


変わった人の取り扱いは上手いと思っていたし、全くタイプは違うがH調教師、K調教師も大好きでした(笑)


ただ、昨今は大手牧場の顔色を伺っているばかりでサラリーマン調教師が増えたのは残念。


まぁ、逆らえないですからね。
出資するほうも、結局社台グループの馬を選んでいるからやはり仕方ない。