友人からの御誘いがあったので
名古屋のボストン美術館に行ってきた。
「ヴィーナス展」
架空書房紙魚の棚置
(今回の展示のポスターを写メで撮り加工)

特に有名で客寄せ効果のあるような有名作品を
持ってくる訳ではなく、一つのテーマに絞って
広い時代、国境を越えた作品展示をする傾向のある
最近の名古屋ボストン美術館。渋い。

今回もその傾向通りに、
ヴィーナス(ギリシア周辺)に絞って
どのようにヴィーナスが描かれてきたか、表現されてきたかを
辿ろうとする試みが見てとれた。

ヴィーナスを表す時の作法みたいな事を、
年下の友人に少しだけ教えた。
時代によって、表現の仕方が移り変わり、
再解釈され(よく文学や思想なども絡み)、
再生産され、時には新たなイメージを作り出す
多様さ…友人はデザイン系の大学を目指しているようなので、
デザインをする時にも、こういう視点が生かせるかも、
と付け加えておいた。

(パノフスキーのイコノロジーの理論の話も入れつつ…
イコノロジーの視点は、絵を観る時の新たな視点を作る。
若桑みどり「イメージを読む」は入門に適した優れた本です)
イメージを読む (ちくま学芸文庫)
若桑 みどり
筑摩書房
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5 とてもよくわかる!
3 もう少し沢山の作品を扱ってほしい
3 図像学の入門書


「よみがえる400年前の輝き」は、
とても勉強になる内容だった。
これは次回紹介するかもしれない。
この図録は買っておくべきだろう…しかし「計会」なり
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名古屋ボストン美術館公式ホームページ
公式概説
一応二回の発表を終え、レポート提出まで終らせました。
レポートの方は簡単に終る。
木曜日発表の古文書を一つ取り上げての発表は
仏教系古文書の為、実際読んでみると読めない漢字が…
明らかな勉強不足。

そして今日も発表。
戦国大名の書状で東寺関係。
戦国期のの東寺ってのは、
まだまだ研究の余地がある分野らしい。
まだ密教系の寺社勢力も権力は健在だ。

この発表は幾分かまともな発表が行えたと思いました。
準備をある程度して、関連史料を三通、
参考史料一通をあげました。
少し前夜に書き直したのは、毎度の悪い癖である。
出来たらスマートに進めたい。
そういう時にライフハック系の本を読んでみる。
整理HACKS!―1分でスッキリする整理のコツと習慣
小山 龍介
東洋経済新報社
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おすすめ度の平均: 3.5
3 SOHO向け整理術
1 世の中「整理マニア」っているよね。
3 いくつかの知恵が得られるだけでも十分。
5 単なる身の回りの整理ではなく、仕事のプロセス改善のためのHACK
4 私には無理なテクもあるけど、これはおもしろい!

パソコンを巧く利用して効率的に仕事を行うかや、
環境をどう整えるか等か書かれていて思い付かない事も、色々あるので
ライフハック系の本を読むのはお勧めです。
この本の良い所は既存の整理という枠に収まらず、
仕事のプロセスの検討にまで入れているので、
巧い編集作業の産物だなぁと思います。
あと単なる根性論が書かれてない所が、文化系の私には取っ付きやすい。

あと一番はスタイリッシュにどう生きるか…
(笑)が付けられそうですが、時には必要かと私は思います。
モチベーションの為にも。
それに振り回されたら終わりですけどね。
$架空書房紙魚の棚置-妙心寺ポストカード
ポストカード

図録は毎回買っていると破産になってしまうので
計会な身の私としては、ついつい安い
ポストカードを買ってしまう。
しかし…欲しいものがポストカードに無い時が
多々あるが…

前回の日記に少し
補足を入れておかねば…
期間限定の展示について。
勿論、古いものを守る事を考えると
展示のたびに痛んでいくのもあって
期間限定の展示というのは 重要な事である。

本当は、展示なぞせずに、厳重に保存し
管理するのが未来永劫守る事を考えると
一番でしょうが、その物の重要性を知らせ、
守る意義を再確認する為にも、
この期間限定の展示というのは
非常に、ありがたいものです。

(色々な戦略が背後にあるのは、解説を見ていても感じますが…
それは、それで微笑ましいと思うことにする。
協力が無ければ展示は成立しないのだし)
私は捻くれてるなぁ。うむ。

海北友松の花弁図屏風や
15世紀に描かれた「福富草紙」が見れたのは良かった。
海北友松(禅僧の絵師)の絵は判るとして、
福富草紙を何故禅寺が持っているのだろうか?
今回の展示の一番の謎であった。
春浦院蔵との事。
今まで私が見た事あったのは、
紙がかなり鮮やかな色であったので
多分土佐派の描いた模本だったかと思われる。
福富草紙は紙が酸化していたのか
少し黒ずんでいたが…
しかし絵師草子のタッチというか、
人のディフォルメの仕方に、共通点を感じた。
憶測と感想なので、あしからず。
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展示紹介
11月23日までの展示です。
名古屋市博物館「妙心寺展」
中日新聞による特設サイト
名古屋市博物館のオフィシャルサイト
妙心寺による紹介サイト