1月26日、30000系31601F+31401Fの10両が東上線へ転属回送された。

30000系としては東上線(と秩父鉄道)初入線。8000系を置き換えるか、10030(50)系を本線と交換するものと思われる。



今まで30000系は様々な路線を走破してきた。自分の記憶にあるものを全て挙げてみる。


伊勢崎線(浅草~伊勢崎)

登場当初は地上運用(準急・区間準急・普通)に就いていて、伊勢崎まで顔を出していた。

半蔵門線直通運用専用でも、久喜まで10連で走っていた。臨時「フラワーエクスプレス」では6+4の編成であることを生かした運用が特徴。

最近は半直運用に接続する伊勢崎ローカル(久喜~太田)や、浅草口の地上運用(区間急行・区間準急・普通)が主な任務。

10000系列と併結可能なことを生かし、ラッシュ時では混成10連も見かける。


日光線(東武動物公園~東武日光)

こちらも登場当初は地上運用で新栃木まで走っていた。半直開始後は南栗橋までの運用が中心となった。

半直開始後すぐには臨時「3社直通記念号」として中央林間~東武日光・鬼怒川温泉を走った。31605F+31405Fが充当。

2006年の鹿沼秋祭り臨時からは臨時快速(31611F)にも充当されるようになり、2007年GWからは東武日光まで顔を出している。

また、毎年団体列車(スキー教室臨)として東武動物公園~東武日光まで運用されており、昨年は往路が31601F(転属の当該編成)、復路は31607Fが充当。

最近は朝夕の区急・区準と、南栗橋~新栃木のローカル運用が中心。


宇都宮線(新栃木~東武宇都宮)

半直離脱後の2005年12月~2007年5月まで、4連による運用が存在していた。

半直運用を離脱した31408F・31413F・31414Fの3本が、10000系列や5050系に混じって使用された。

2007年5月に、これらは8000系(8122F・8130F・8147F)と入れ替わりに伊勢崎線浅草口で使用されるようになった。


鬼怒川線(下今市~鬼怒川公園)

鬼怒川線には不定期列車として3回入線した。

初入線は半直開始後すぐ。31405Fが臨時列車「3社直通記念号」として中央林間発、東武日光・鬼怒川温泉行として運行された。

2回目は乗務員訓練用ビデオの撮影用列車で、31408Fが充当。非営業列車で鬼怒川公園まで入線した。

3回目は2010年9月18日の健康ハイキング臨時快速で31613Fが充当。鬼怒川公園まで入線した。


桐生線(太田~赤城)

非営業列車(乗務員訓練用ビデオ撮影列車)として1回だけ入線。31408Fが充当された。


東京メトロ半蔵門線東急田園都市線(押上~渋谷~中央林間)

言わずと知れた半直。

最近は31*06F・31*09Fの4本20両以外は地上運用専用となっている。基本50050系が半直に充当されるが、稀に入ることがある。

臨時「フラワーエクスプレス」は30000系の独断場。


JR西日本山陽本線東海道本線JR東海東海道線JR東日本東海道線山手貨物線東北本線

(兵庫~神戸~大垣~熱海~品川~田端~久喜)

アルナ工機からの甲種輸送時のルート。

海沿いを走行したシーンはかなり貴重なものと言えよう。


JR東日本日光線東北本線(鶴田~宇都宮~久喜)

こちらは富士重工からの甲種輸送時のルート。

東武宇都宮線とは接続しておらず、久喜からの搬入となった。


JR東日本横須賀線山手貨物線東北本線(逗子~品川~田端~久喜)

東急車輛製造からの甲種ルート。

東武30000系は上記3社(アルナ・富士重・東急)によって製作された。


秩父鉄道東武東上線(羽生~寄居~森林公園)

今回の転属回送時のルート。

秩父鉄道線内はデキ505号機(茶釜)が10両まとめて牽引。東上線内は自力回送された模様。





今回の転属は全く予想していなかった。

こうなったら、3月のイベント時展示を期待するしかない(笑)