6年生の後期になると、私は過去問対策に気を取られていたので、日能研のテスト結果への関心は下がっていきました。
それでも、公開模試は合格判定と志望者内順位が出るのでそれなりに気にしてましたが、育成テストについては後期になって試験範囲が変わり、テストの位置付けがよく分からなくなってました。
ペネ自身は席順に影響があるので、それまで通りちゃんとテスト対策してましたが、悪い点を取っても、私が以前とは別人のように、ドンマイドンマイ気にするな!と優しく労っていたので、ペネも拍子抜けしてたんじゃないかと思います。
ところで、これは中学受験後に気づいたことですが、押し入れの整理をしていたら、私の高校卒業時の書類が出てきて懐かしく見ていたんですが、そこに同級生の大学合格体験記が書かれていたんです。
その同級生は、私の母校で初めての京大合格者でして、3年間同じクラスで仲も良かったのですが、私とは別次元の頭脳を持った男でした。
その彼によると、
・高校時代は模試を嫌と言うほど受けまくった。
・なぜそんなに受けたかというと、テストの解き直しをするためだ。
・結果を見ることより、解き直しのために受け続けたんだ。
・模試(彼の言う模試は主に予備校の京大模試のことですが)は、プロフェッショナルである予備校の先生によって、長年の蓄積されたデータから作られた良問の宝庫である。
といったことを書いてました。
そうすると、育成テストは模試ではありませんが、データに強い日能研が長年の指導実績に基づいて、この時期に最良とする問題を選定して作ったテストなんでしょう。
今から考えると、せっかく受けたテストだったのだから、もう少し真剣に解き直しをしておけばよかったと後悔しています。