桜の花🌸が咲いていました🎵

さて、前回からの続きです。

『天秤座の女神とタロットとバッド・ランズのネリ①』秋晴れの空、爽やかに吹き抜ける風。今年は、紅葉が早そうです🍁金木犀がようやく、町中で開花し、至福を感じる芳醇な香りが風に乗って漂ってきます🎵んー、うっとり～そ…

ameblo.jp

天秤座の女神・アストライアは「正義」の女神。

映画「バッド・ランズ」のネリは「審判」の天使であり、女神・アストライアでもあるのでは、というテーマで書き始めた記事。

この映画自体、公開日が9月29日であり、風のエレメント、天秤座のエネルギーの影響を多く感じるのは当然かもしれません。

「正義」とは、なんぞや？を考えるには、ふさわしい時期でした。

さらに、妄想を深めていくと、タロットで登場人物について、さらにいろいろと説明ができてしまうことに気づきました。さらに、蠍座のイーグルズゲート期間への移行まで見えてきました🧐

まずは、ネリの誕生日は20日であり、実父がタロットの大アルカナ20番「審判」の日だと認識していることから、タロットのエッセンスが含まれていることが伺えます。「審判」は、今までの行動への結果や評価が出るとき、復活と再生、新しい気づき、大きな目覚めのときなどを意味するカード。実父はなんだかんだいいながらも、娘を天使のように思っていただろうし、自分の元に帰ってきた時点で、己に審判が降ることを予期していたのでは？とも感じます。

そして、血が繋がらない弟ジョーとだけ分かち合える、2人だけの「正義」が、物語を展開させます。「正義」には、もうひとつ、ネリを始め、特殊詐欺に関わる輩たちを捕まえようとする警察官たち側の視点も存在し、こちらの人間模様も面白いです。

ここからは、ネリの進化と男たちの夢について。

ネリの進化は「世界」へ。

今までの人生から、21番「審判」➡️8番「正義」➡️21番「世界」へ飛び立ちます。この「世界」は、ゴールへたどり着く、成功や完成、物事の成就や目的達成などを意味するカード。絵柄には、天空を背景に緑の葉のリース、その上下の赤いリボンはインフィニティ♾️無限大を意味し、中心には両手に魔法の杖であるワンドを持ち、1枚の布を纏っただけの人物、四隅に四大聖獣の獅子・牛・鷲・天使が描かれています。四大聖獣は、固定宮の火ー獅子座・地ー牡牛座・風ー水瓶座・水ー蠍座のエレメント。物事を現実化・具現化したものを、固定し安定させるためのエネルギーです。

面白いのは、ネリは獅子座で、演じる安藤サクラさんは水瓶座なんですよね～オポジションの関係。牡牛座は、物質的な豊かさ、金銭、快楽など。蠍座を表すのが鷲で、霊的な変容と成長を促します。⬅️イーグルズゲートに繋がりますよ🦂⛩️🌀

それと、20番「審判」の天使は、2番「女教皇」でもあって。これも、説明がつきます。前回の考察のあと、ネリに「女教皇」の影が見えるなと感じて。なぜだろうと思ったら、“月曜日の巫女”だ！と。ネリが、古い環境から自らを解放するために使った手段が、“月曜日の巫女”の格好をして逃げることでした。「女教皇」は、月の女神・イシスであり、霊的なメッセージを受けとる巫女。

カバラ数秘では、才能運の見方で、20➡️2+0=2となります。ネリの勘の良さや鋭い感覚は、まさに巫女的な能力🔮

ただ、左耳が聞こえなくなっているので、その分、心身のバランスが崩れて、生活のハードルを下げざるを得なくなっていましたね。

その巫女「女教皇」の衣装を走りながら次々に脱ぎ捨て、向かう先にあるのが「世界」🌍❗見事な伏線回収でした🤗

次に、男たちの夢。

ネリに絡む男たちの夢ー実父、弟のジョー、ゴヤは、「魔術師」になろうとして、成り損ねた男たちかなと。1番のカード、「魔術師」は錬金術師。錬金術という魔法を極めようとしている青年は、頭上にあるインフィニティ♾️～天のエネルギーを、1本のワンドで地上に降ろして、金を造り出す実験をしています。

実父は、ネリが小さな頃からずっと、詐欺という手段を使って金を手にしてきた男。彼は一生、詐欺を働くことを正義にして生き続ける自信があったのだろうなと、思います。そうは問屋が卸さなかったですが。

ジョーは「愚者」なんですよね。いくつになっても、単純で幼稚で、後先考えない無鉄砲な若者。でも、姉のネリのために「魔術師」に成りたかったと思うんです。そのために、サイコパスを装う感じ？大金を手にして、2人だけの楽園に行きたかったのだろうと。最期は、「愚者」のエネルギーを使いきって、駆け抜けていきましたね。

この世界では「魔術師」になることは叶わなかったけれど、パラレルワールドでは錬金術師になってますからね、彼は😙

ゴヤは、ネリにDVし、左耳を聞こえなくさせた男。東京で暗号通貨を取り扱う仕事をしています。この男こそ、サイコパスだと思います。ネリがなぜ、この男と知り合い、深い関係に至ったのかを知るには、見えない部分が多すぎます。なので、ここは完全に妄想ですが、ネリはおそらく暗号通貨の流れを知りたくて、ゴヤに近づいたのではないでしょうか。ゴヤは当初、それほどネリを相手にしていなかったかも知れないですね。しかし、何かが2人を強く引き寄せ…お互いの傷？ネリは、回想シーンで、「魔術師」の家に救いを求める空想をゴヤに話しています。ゴヤは基本人に興味はないのですーネリを除いて。そう、彼もネリのために「魔術師」になろうとし、暗号通貨を生み出したのだと思います。そして、ネリに受け入れてもらいたかったのではないかとー歪んだ愛ですが。しかし、ジョーによって、阻止されるのでした。

曼陀羅は、「魔術師」であり、5番の「教皇」であり、9番の「隠者」でもありましたね。ビジョンを受けとって、言葉や物質にする力があり、自分の立場をわきまえ、教え導く力がある男。人生の最終章は「隠者」となって、底辺で生きる道を選んだけれど、ネリやジョーのために、一肌脱ぐと決めた背中の格好良いこと！曼陀羅は唯一、最期に夢を叶えられたのかもしれないなと思います。とても、魅力的でした。

ネリを取り巻く男たちは、地に足をつけているようで、つけていなかったのかもしれないし、地下に下りすぎたのかもしれませんね。いずれにしても、一瞬の炎のような、もしくは泡沫のような生き方でした………

逆に女性陣は、地に足をつけつつ、風を読んで、水のように流れながら。ネリはもちろんのこと、バーの女主人も、林田も、荒井ママも（捕まっていたけど）、ゴヤの秘書も、月曜日の巫女も、これからの時代は、より自由にしなやかに、されど強かさも忘れずに生きていく気がします。

バッド・ランズとは、荒れ地とか不毛の土地を意味するらしいですけども、そこからネリが抜け出す様は、風の時代～水瓶座の時代の到来を感じずにはいられませんでした。

（監督が、権利を取得するのに時間がかかったそうですが………このタイミングに合わせて作るために必要な時間だった気がしますね…主人公を女性に変えた時点で）

今回は、劇中のセリフからサインをいただいて、妄想が止まらなくなり、展開させてもらいました。

あの世界観から、まさか、こんな読みをするとは………タロットや数秘の繋がりがあるなんて、考えていなかったですし、蠍座まで引っ張るとも思わなかったです。

でも、蠍座まで引っ張られたのは………もうすぐ、イーグルズ🦅ゲート⛩️が開くからですね。

蠍座は鷲として「世界」に描かれていると書きました。

地べたを這う蠍も、大空を舞う鷲も同じなのだとしたら、私たちもどちらにでもなれると思いませんか？

毒を持って地を這うもあり。

羽根があるのを思い出して大空を舞うもあり。

しかし、地を這っていたら、目の前や地下世界しか見えないでしょう。

そして、高い空からは、全体を俯瞰して見ることができるでしょう。

あなたは、この世界を、この時代を、どう生きたいのか、生きるのか？

（君たちはどう生きるか、も入って来てしまった🙂）

自らに、決断ー審判を下す時かもしれません。

🌹読んでいただき、ありがとうございます🌹

🍀いいね！、フォローもありがとうございます❗🍀

天秤座の女神とタロットとバッド・ランズのネリ②