磯崎は県選抜メンバーとして将来を約束されていました。
しかし、大学推薦入試前日、全身を串刺しになる交通事故に巻き込まれ、
プロ野球選手の夢を絶たれました。
「いつかスタジアムに帰るんだ」その想いは潰えることなく、
25年の時を経て漸く、2017/5/15 信濃グランセローズVS読売ジャイアンツ戦
始球式に参加できる事となりました。
なんとも閉塞的な、明るいニュースが少ない社会にあって
「終わらせなければ想いは叶う」この事を広く社会に伝えたいと思いました。
グランセローズさんも想いに共感して頂き、
名前と背番号入りのユニフォームを特別に作成頂きました。
とても感慨深いものがありました。
しかし、始球式を投げるのは私でなく、息子です。
父の果たせなかった夢、その想いの詰まったマウンドを、息子に託し、
父のように「いつかこの場所に帰ってくるんだ」
始球式会場は長野オリンピックスタジアム
夢を叶える事は大事です。自身がその栄誉を賜る事も大切ですが
何より、自分以外の誰かに託す。次世代は「若者の為にある」
その夢への過程、想いの継承こそが、文化であり歴史
当日は勝利で〆れるよう精いっぱいの「エール」を届けたいと思います。