空室率に回復の兆し
札幌、仙台、名古屋でオフィス空室率が低下 ビルディング企画調べ
ビルディング企画がこのほどまとめた、2010年6月度の都市別主要エリアのオフィスビル市況(確定値)によると、過去最高値の9.83%に上昇した東京主要5区をはじめ横浜、大阪、福岡で大型ビルの平均空室率の上昇が続いたが、札幌、仙台、名古屋では空室率が低下に転じた。
空室率が低下した3都市では活発な移転の動きが見られ、空室率上昇にブレーキがかかった。0.12ポイントダウンの10.31%となった札幌は、オフィスの経費削減を重視した移転が多い中、大型移転も出てきた模様。新築ビルの賃貸条件に値頃感が出てきた上、既存ビルの引き合いにも明るい兆しが見えはじめた仙台は、0.98ポイントダウンの20.98%に。名古屋は、名古屋駅周辺の大型テナントの成約が相次いで空室が大きく減少し、周辺エリアを合わせた平均空室率は0.41ポイントダウンの16.09%となった。
ビルディング企画がこのほどまとめた、2010年6月度の都市別主要エリアのオフィスビル市況(確定値)によると、過去最高値の9.83%に上昇した東京主要5区をはじめ横浜、大阪、福岡で大型ビルの平均空室率の上昇が続いたが、札幌、仙台、名古屋では空室率が低下に転じた。
空室率が低下した3都市では活発な移転の動きが見られ、空室率上昇にブレーキがかかった。0.12ポイントダウンの10.31%となった札幌は、オフィスの経費削減を重視した移転が多い中、大型移転も出てきた模様。新築ビルの賃貸条件に値頃感が出てきた上、既存ビルの引き合いにも明るい兆しが見えはじめた仙台は、0.98ポイントダウンの20.98%に。名古屋は、名古屋駅周辺の大型テナントの成約が相次いで空室が大きく減少し、周辺エリアを合わせた平均空室率は0.41ポイントダウンの16.09%となった。
(10年7月26日住宅新報)
都心や大阪、福岡では依然として空室率が上昇していますが、札幌、仙台、名古屋では空室率が回復傾向にあります。