上場不動産の倒産
ジャスダック上場不動産が倒産
負債150億円
不動産の管理や賃貸を手がけるジャスダック上場のコマーシャル・アールイー(千代田区)は6日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。負債額は約150億円。上場企業の倒産は、今年に入り、日本航空に続き2社目。
商業施設やオフィスビルなどを中心とした不動産事業や、不動産投資を手がけるアセットマネジメント事業を展開してきた。ピークの2008年3月期には、売上高約465億円を計上した。
しかし、その後のサブプライムローン問題を発端とする世界的な金融危機で不動産市況が急激に悪化。販売不振や価格低下を余儀なくされた。
09年3月期には、大幅な損失を計上し、資金繰りが困難な状態に陥った。経営再建に取り組んだが業績は好転せず、債務弁済の見通しが立たなくなった。
(10年5月6日Yahoo!ニュース)