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歩道に看板設置容疑 池袋の不動産業者書類送検

再三の撤去要請も無視…
歩道に設置した大型看板が歩行者の通行を妨げたとして、池袋署が豊島区の不動産会社2社の経営者ら4人を道交法違反(道路での禁止行為)の疑いで書類送検したことがわかった。都内の繁華街では近年、大型看板を巡るトラブルが絶えず、事故につながる恐れもあるとして、異例の摘発に踏み切った。

同署幹部によると、4人は2月上旬、店舗がある同区東池袋と西池袋の歩道上に、電飾看板(縦1メートル64、横80センチ、奥行き60センチ)などの大型看板を設置し、歩行者の通行を妨害した疑い。道交法は公道に障害物を置くことを禁じており、違反すれば3か月以下の懲役または5万円以下の罰金が科される


JR池袋駅周辺の歩道では2008年頃から大型看板が目立ち始め、同署には「看板で服が破れた」などの苦情が相次いで寄せられていた。同署は業者に撤去を要請してきたが、今回摘発された2社は再三の撤去要請を無視したという。調べに対し、4人は「不況で客が減り、客の目を引くために続けてしまった」などと供述しているという。

都内の看板製作会社によると、大型看板の発注は一昨年頃から、不動産業者を中心に増え始めたという。大型看板は新宿や赤坂などのほか、大阪市の繁華街でも乱立しているが、撤去要請にとどまるケースが大半。警視庁によると、都内では昨年、約2万4000件が撤去された。

                                  (2010年4月26日 読売新聞)

たしかに街を歩いていて、「これ通行の妨げになっているな…」と思う看板を見たことが何回かあります。積極的にアピールを行うことはとてもいいことではありますが、他人に迷惑をかけてしまうのはいかがなことかと思います。節度ある看板広告で集客を行いましょう。