まだまだ厳しいマーケット
「2010年オフィス市場の展望」を発表 CBRE
シービー・リチャードエリス(株)(CBRE)はこのほど、同社関連会社シービー・リチャードエリス総合研究所(株)がまとめた、全国12都市の過去の需給バランスの推移と2010年の展望について解説したレポート「2010年オフィス市場の展望」を発表した。
それによると、08年から09年にかけて、12都市13エリアすべてで空室率が上昇しており、東京を除く全都市において10%を上回る水準となったこと、また、2010年は福岡市で新規供給予定面積が抑制されるため、既存ビルの空室消化が期待される一方、横浜市、名古屋市、大阪市、仙台市では引き続き大量供給が続くことから、景気回復が進捗しないようであれば、しばらくは厳しいマーケット環境が続くと考えられることなどが、示唆されている。
参考:「CBRE」
(10年2月11日R.E.port)
(10年2月11日R.E.port)
上場企業を始めとする多くの企業で景気の先行きが不透明な中、更なる業績の悪化に備えて最大の固定費である地代家賃を削減し、リスクを減らす傾向にあるようです。景気回復がある程度進捗しない限り、空室率はしばらくこのままじゃないでしょうか。