賃貸集合住宅の地デジ対応 | 不動産WEBニュース

賃貸集合住宅の地デジ対応

地デジ対応、賃貸住宅の遅れ懸念 
総務省調べ

総務省が11月6日に発表した地上デジタルテレビ放送に関する浸透度調査によると、「地上デジタル放送対応受信機」の世帯普及率は69.5%で、3月に行った前回調査(60.7%)から8.8ポイント増加した。

また、集合住宅における共同受信施設の地デジ放送対応状況について、分譲集合住宅居住者の75.7%が「対応している」と答えた。「対応していない」は5.1%
そのうち、「改修工事中」(10.6%)、「管理組合で話し合いを行うなどしている」(28.9%)を除く、60.5%が「改修工事や管理組合での話し合いなど進んでいない」(23.5%)もしくは「わからない」(37.0%)と答えている。

一方、賃貸集合住宅の居住者は「対応している」との回答が52.5%に留まり、11.0%が「対応していない」と答えた。「対応していない」と回答した人のうち、「改修工事が開始されておらず、所有者から改修する旨の連絡もない」(56.5%)と「わからない」(26.3%)を合わせると、82.8%にも上っている。

同調査は09年9月、全国の15歳から80歳未満の男女を対象に実施。1万2,864件の有効サンプルを得た。

                              (09年11月10日住宅新報)

まだまだ先の事と思っているとあっという間です。必ず行わなければいけない事ですが、集合住宅の場合はなかなか改修にかかる費用をすぐに工面するのも難しいと思います。

集合住宅の地デジ改修の助成金等、国や自治体からの補助をうまく利用して、管理会社や大家さん、オーナーさんが一丸となって対応していかないと、期日までの全世帯普及は難しいと思います。

ちなみにアナログ放送2011年7月24日まで、2011年7月25日以降は地上デジタル放送です。