初期費用を節約したい日本人 | 不動産WEBニュース

初期費用を節約したい日本人

 「敷金・礼金なし物件」ニーズ増加 HOME’Sマーケットレポート
住宅・不動産情報ポータルサイト「HOME’S」を運営するネクストはこのほど、同社の物件データベースを基に、「HOME’Sマーケットレポート 2008年度第4四半期版」を発行した。
( http://www.next-group.jp/ )

それによると、首都圏の平均坪賃料は、坪当たり0.94万円、平均敷金1.35カ月、平均礼金1.03カ月となった。「敷金・礼金なし物件へのニーズが継続して増加している」としている。

また、マンションの平均坪単価は、築10年未満で185.97万円、築10年以上で119.13万円。「価格は下落傾向にあるが、流通量の大幅な減少が続く」としている。

戸建物件の平均坪単価は、築10年未満で129.62万円、築10年以上で89.05万円となった。特に築10年未満の中古戸建の供給が減少する結果となった。


私の周りでも引越しを考えている人は必ずといっていいほど、
「いい物件ない?なるべく敷金・礼金がかからないやつ」と言って相談してきます。

その物件の立地や設備よりもまず、お金。特に「初期費用」を抑えたものは魅力的に見えるそうです。
携帯やパソコンなど、最近は初期費用のかからないものが主流な時代だからでしょうか。

不動産業界でも自民党が長期固定ローン「フラット35」について、住宅購入時の頭金を不要にする制度改正案をまとめたことですし…。

もちろんこれらは初期費用を抑えて購買意欲を刺激し、経済を活性化させる目的ですが、根本的に「貯金思考」の日本人が「頭金無し」というだけでどれだけ経済を動かせるかは…正直微妙な気がします。