スマホを見る時、書類や本に目を通す時、老眼の進行によりメガネがあわなくなりメガネを外して目視するという日常が数年続いております。昨年新しく造ったメガネもなんだかしっくりこないので、結局5年以上昔のメガネを使い続けておりました。
頭の上に上げ下げしながら作業をしていても、下向き加減のデスクワークだとおでこのメガネがすれ下がってきてしまい、とてつもなくストレスを感じてしまう日々でした。
老眼なので『メガネを新調したところで遠くと近くを同時に見るなどできないし作っても無駄』という自分の知識のなさを棚に上げてそう思い込んできた数年でしたが、ついに老眼鏡を作ることにしました。
40代での老眼鏡デビューというのは早い方かもしれませんが、全くいないわけでもなく普通にあるようです。
そこで眼鏡屋さんでおすすめされたのが遠近両用のメガネで、ガラスの下部分が近くを見る老眼対応で、真ん中より上にあたる部分が普段のメガネの度数で構成されており、境界線になる部分では歪みが生じ見えにくいと感じるので、慣れが必要という説明でした。
周りの感想だと、自分には合わないとか頭が痛くなるとか聞いていたので検討しなかったのですが、今のわずらわしさを考えると多少のデメリットは我慢もできる気がしておりましたので注文しました。
一週間後、出来上がったメガネをさっそくかけてみて驚きでした。
近くが見えます!目で追える視界の範囲は狭くなり顎を突き出して見下すような視線になってしまいますが、今まで手元の資料をメガネを外して確認し、モニター入力ではメガネをかけるという手間から解放されました(^0^
しかし明るさが足りない暗い場所だとやっぱり近くても見えにくく、眼鏡がない方が見えやすいので、少しはマシにできる眼鏡という程度ではありました。
特に今持っている時計の中でもムーンフェイズのカレンダーは特段見えにくく、眼鏡をつけたままでこの時計のカレンダーが確認できた時は嬉しかったです。ただし明るすぎるとカレンダーの円盤が照り返しを受けて見えないし、暗すぎても…なので常に鮮明ではないけども、老眼鏡の恩恵は大いにありました。
まだ早いと思って躊躇している人がおられるならば、最近のメガネは良くできていて遠近の歪み部分も度の落差さえ軽くしておけば気にならないのではないかと感じます。老眼が進行する前の方が慣れやすい気がします。
数年間、近くはメガネを外して確認していたクセは今以て抜けず、メガネを外して目視することもありますが、そのうちピントがある部分での見え方を見つけ無駄な動作をなくすことができるのかも(^^