Vol.605 オリエントスターRK-HJ0001Sスリムスケルトン | アスティアのひとりごと

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ヤフーブログからの続編としてロレックス、チュードルなど腕時計中心のブログです。またの名を 続・ミルガウス増殖計画

ムーンフェイズと間違って購入し、ただでさえ少ない手持ち資金を失ってしまったという負の感情が強いものでありました。

 

 

 

 

 

・届いてみて案外時計やベルトが綺麗だったこと。

・スケルトンバックで、見た目も性能も納得できる46系F7ムーブメント搭載なこと。

 

あたりが不満を払しょくできる部分でした。

 

 

ペンシル針は太く、ブルーコーティングされており、光に当たった時の美しさが目立ちますし、スモールセコンド部分の秒針もホワイトバックだととても見やすいです。サファイアガラス風防はSARコーティングが施されて映り込みしにくく優れた視認性と傷がつきにくい耐久性もあります。

 

文字盤のカラー違いでも大きな差がありますね。同じ性能を有しているRK-HK0002Lスリムデイトと比べても、一目瞭然です。こちらはもう少し針が目立つようなカラーリングにするか、文字盤のトーンをマットにするか明るめのほうがよかったかな?

 

 

 

 

 

キャリバーF7F62は、オリエントスターのムーブメントの2番目に上位のモデルで、精度は+15秒~-5秒と毎秒6振動(毎時21,600振動)という振動数の少なさのわりに優秀であるところが魅力です。

8振動の方が精度が出やすいのですが、それを6振動でできてしまう技術力も素晴らしく、世界の時計と渡り合える実力持ちです。

 

 

9時位置のオープンハートと7時位置にもある小さいオープンハートが重なっており、だるまがひっくりかった形の部分からマシンが覗いているデザインは面白いですね。9時だけ空いている時計と違う点でも新鮮です。悪くないです(^^

 

 

 

しかし気に入らない点も多く、

 

・ラグ細すぎてケースがしゃもじ

・デカい12数字の存在

・ケース径41mmなのにスモセコ針短い

 

文字盤を大きく取っている分、ラグからベルトまでの距離を一気にすぼめるようなデザインが好きになれず、ザラツ研磨でさらにシェイプされたように見えるところもマイナス点です。

また、大きく文字盤を取っているにもかかわらず、クナイの形の秒針が短く、時針や分針のペンシル針のようなスマートさがない点。これはセンターセコンドでまとめた方が絶対よかった…。コンテンポラリーと称する現代風な時計ならば、アンティーク時計に多いスモセコを選ぶ必要はなかったはず。

 

 

オリエントスターの中では改善点が多いデザインであるのがスリム(スケルトン&デイト)シリーズ全般です。

現在は廃番になっておりますが、ケースの厚みは10.5mmあたりと装着感は優れておりますので、復活する折には見直してもらえると嬉しいですね。