オリエントのホームページに昔のニュース記事がありました。
(本文一部抜粋)
1959年(昭和34年)に当時のフラグシップモデルとして発売された「ROYAL ORIENT」の名を継承した新ブランドとして、2004年12月に第1弾モデルを発売しました。『ロイヤルオリエント』では、時代と共に誕生したあらゆる技術を取り入れた時計を完成させるため、2003年4月に秋田県羽後町に時計工房OTC(オリエントテクニカルセンター)を設置、昔から培われ、かつ失われつつあった技術を結集し、職人が一つ一つ丹念に愛情を込めて作り上げています。
オリエントのホームページのニュース&リリースから調べていくと、ロイヤルオリエントは2014年6月、レトログラードを最後に新しいモデルがでていないようです。
2004年12月にロイヤルオリエントを発足しファーストモデルを出したそうで、あれから20年が経過しようとしています。
人間でいうところの成人式。
最後に出たレトログラードから数えても10年。
いわゆる『節目の年』になりますが、今のところロイヤルオリエントのアニバーサリーモデルなどの情報は聞こえません。
エプソン社内ではロイヤルオリエントを復活させるか、オリエントスターを高級路線に持っていくのかの議論がなされたのではないかと、いちオタクの僕はにらんでおります(^^;
予想ですが、その決断はオリエントスターのブランド力を高める事を優先したのだろうと感じております。
その理由が、現在はオリエントスターを定価の二割引き販売が当たり前だった状態を廃止。
同一モデルの定価も2月に10%上乗せしたため、実質3割ほど販売価格が上昇しました。
また、10万円をこえる時計にMシリーズと称する区分けを追加し、リーズナブルなイメージを刷新した一年でした。
まだ一年目ということもあり市場の反応を見ているターンだと思います。
新作の価格帯は最上位の46ムーブF8グレードのモデルで30~35万。2番目のグレードのF7月齢搭載モデルで22万~25万です。
石の上にも三年。これを定着させることができれば、ロイヤルオリエントの復活はリアルなものになろうかなと考えています。
原材料(小さいものなのであまり影響はないと思われるが)・設備・人件費・物流コストどれをとっても大きく値下げをする要素はなく、今後も定価の上昇は避けられないものだと思います。
ロイヤルオリエントは5年以内に、今のグランドセイコーよりは安いくらいの価格(100~150万円位)のモデルが発表できれば成功じゃないかなーって、シロートソロバンをはじくところです。
過去のレトログラード(2014年)の定価比較だと、オリエントスターは8万+税、ロイヤルオリエントは28万+税と3.5倍ですので、オリエントスターの定価30万円の時計からの計算だと105万円となります。なかなかいい線ついているでしょ?と自画自賛(^^
5年後にはロレックスもGSも200万の時計しかない時代になっているかもしれませんし、そのくらいの価格バランスなのかなー…なんて。
そうなると6振動のヨンロクマシンでは時代遅れだし、ベースはそのままであっても新技術で生み出されたムーブメントを期待しちゃいますが、それをかわす方法を使うならば、『当時のまま忠実に再現しました!』という復刻モデルを隠れ蓑に使って古い技術で作ればいいと思います。
しかし、エプソンは先駆者の魂(フロンティアスピリッツ)がある会社だと勝手に思っているので、もしオリエントがそのような手法を取った場合、僕はメーカーのファンを降りますけどね…。もちろんそんな結末はないだろうと信じております。
と、妄想でこれだけ話が膨らみました。やっぱり、変態だなぁと自覚することろであります(ーー;