過去に出張でふらりと寄った時計店で購入したことがありました。
旅先ならではの偶然の出会いというものが後押しするのかもしれませんが、満足と後悔は半々です。
今回もまた旅先でひっかけてしまいました(ーー;
ただ、今回購入できたのはなかなか珍しい時計でしたので満足が大きいものとなります。
それはオリエントスターの70周年記念モデルで、大宇宙をテーマにした時計の一つとなります。
オリエントスターセミスケルトンRK-AT0206Lというモデルです。
キャリバー:F6R42
精度:日差+25秒〜-15秒
パワーリザーブ:50時間以上
ケース材質:ステンレススチール
ガラス材質(表):ボックス無機ガラス
ガラス材質(裏):無機ガラス
バンド材質および幅:レザー・20mm
中留:プッシュ三つ折式
重さ:74g
サイズ:縦46.6mm・横40.4mm・厚み12.8mm
防水:日常生活用強化防水(5気圧)
その他特徴:耐磁1種、自動巻(手巻付)、ハック機能付、シースルーバック、22石
数量限定:200本、替えベルト付
発売日:2021年10月14日
これと言って目を見張る性能でもありませんが、オリエントスターを広い宇宙で輝く一つの星に見立てて、これからも輝き続けるという強い想いを表現した熱い魂を感じる時計になります。
マニュファクチュールとして時計と真摯に向き合い、着実に技術を磨き上げた企業姿勢と、シリコン製雁木車という世界でも類のない製造技術を持ち合わせており、壮大なコンセプトにも見劣りしない立派な時計メーカーだと思います。
その技術への飽くなき挑戦は、下町ロケットを彷彿します。
文字盤カラーは大宇宙をイメージした青で外側に向かって緑のグラデーションとなっていて、星雲をラメで表現した美しいものであります。
デザインはラグがケースから大きくテーパードされ、流線形です。
またレトロデザインを踏襲し、懐中時計でよく使用されていたスペードハンズ(針)とやや丸みのある風防を装備しております。
リューズの頭にはラインストーンを配しており、全般的にレディースウォッチに近い柔らかな印象を与える時計に仕上がっております。
のっぺりとしていてあまり好きではないデザインですが、マザー・オブ・パールで仕上げているムーンフェイズとはまた違った星雲の表現が購入の決め手となりました。
オープンハートにかかる中央部分の円周をムーンフェイズのようなおうとつのついた加工(ギョーシェ彫り)をすればキリっとした精悍な顔つきにもできたかもなと思います。
なかなかきれいだし、日付設定も不要なので気が向いたときに身に着ける手軽さがあります。
娘(6)がきれいだから欲しいとせがむ時計でしたので、おおきくなったらあげると即答しました。本当に貰ってくれるのであれば嬉しいです。僕が時計を必要としなくなった時も、誰かの手に納まってくれるのですから。
それまでの有限の時間を僕とともに過ごしてもらおうと思います。