ルパン三世の映画といえば、筆頭であろうと思われるこの作品。
1979年12月に公開されたという随分古い劇場版タイトルです。今月で43年経ったのですね!
陳腐な言葉になりますが、今見ても色褪せないよさがあって年に数回ぼーっと見ています。
子供もそれを一緒に見ているせいなのか、フィアットのチンクチェントをみると、「ルパンの車」と指をさしていいます。
影響力がとてもある作品だと感じていますが、そんなカリオストロの城公開40周年記念と銘打って、1979本限定で2020年、自動巻きのスケルトン時計を発売していたのでした。
チョット欲しい…。
そう感じたのは劇場版の名シーンが印刷されたケースでした。
「炎のたからもの」というテーマソングと共に眺めてみたい資料だと思います。
限定1979本というのもコレクター魂をくすぐる要因ですね。
しかし、ムーブメントは日本製、組み立ては中国となっており、時計の性能では今一つ物足りなさを感じます。
クライマックスにあたる時計台の中での戦いを表現したいというコンセプトが、スケルトン時計に至ったのであろうことは理解できますが、デザインも本格的なスケルトンとは程遠く、愛してやまないオリエントスターのスケルトンの迫力には到底及ばない見た目であり、それならば物語に出ていた時計台の文字盤をそのまま使った方がクラシカルでよかったのでは?と個人的に感じてしまうため、今のところ我慢が効いて購入せずに収まっている時計であります。
カリオストロ限定時計の定価は5万円程でしたが、中古でもあまり出回っていませんし、安くても3.3万円程しています。2000本近くあるのに、もっと中古であふれかえっててもよかろうに…。
オリエントスターなんて、700本限定でも売り切りかねるのに…ルパンの時計凄いなぁ。
いかにこの劇場版の作品が素晴らしかったかの表れなのでしょうね。
僕ももし手に入れたとしても、これは使って楽しむ時計ではないなと思います。
アニメコラボやキャラクターものの時計で心を惹かれたのは初めてだったので忘れる前に残しておきました。