2020年11月にオリエントスタームーンフェイズは改良され、新型が登場しました。2017年に発売された初代ムーブメント搭載のメカニカルムーンフェイズRK-AM0001Sの後継機となります。
そのスペックは以下の通りで
型 番 : RK-AY0101S
ムーブメント : 46系F8(キャリバーF7M62)
駆動時間 : 50時間以上
振 動 数 : 6振動/秒(21600振動/時)
精 度 : 日差 +15 ~ -5 秒
ケースサイズ : 縦49mm × 横41mm
ケース厚 : 13.8mm
本体重量 : 85g
風防オモテ面 : 両球面サファイアガラス
風防ウラ面 : サファイアガラス
ベルト : ワニ革
どこが違うのか??
(左:RK-AY0101S 右:RK-AM0001S)
パワーゲージ上限値が40か50の差でしかないような…?
目を凝らしてみてみると、左側の新型になるRK-AYの方がケースラグの根元の金属幅が細くなっている気がします。光の加減かもしれませんが…(^^;
またブルースティールのリーフハンズの時針や分針がやや肉厚、幅広になっている気がします。
デザインは発売時よりすでに完成していたためか、見た目での変更点はほぼありません。
6振動なのでパワー消費が少ないにも関わらず、パワーリザーブが少なかったというのが欠点でしたが、約10時間延長し弱点を克服したのが現行品であるRK-AYシリーズなのでしょうね。
1971年に登場し、既に半世紀を超え、いまだ現役のヨンロクムーブメントにもまだ改善できる余地はあったとは意外でした。
カカクコムでの販売価格比較を見てもどちらもあまり変わりません。機能面での向上がある新型を買うのがベターだと思います。
RK-AMシリーズはオリエントスターが初めて販売したムーンフェイズモデルなので、「オリエント通」っぽくなりたい僕は初期型を選びました。
どちらを選んでも満足できるデザインと性能(精度)とお値段です。
また、このムーンフェイズには型番違いでステンレスベルトモデルもあります。
ステンレスベルトは5連になっており、シンプルアンドスマートという感じです。元々お値段以上のお得感があるのに、メタルバンドもレザーベルトモデルの定価と同額というさらなるお得感があります。
全天候で着用できるというメリットもあり、メンテナンス、ランニングコストも心配する必要がないベルトとしても優位性が高いモデルです。
しかし残念なのは観音開きバックルなので、シングルバックルだと可能なバックルピンで半コマずらしの微調整ができないところです。これができないのが痛いかな…。
レザーはわに革を使用しており、厚みがあって丈夫なのにやわらかいです。
おまけにDバックル仕様のレザーベルトは6時側(ベルト通し穴が開いていない)は短く作られていて、腕の細い人でもベルトの余りが出にくいよう考えられた形状をしています。あまり長いと腕時計というよりは腕輪のようなごつさになるので、身に着けやすさも追及したさりげない配慮が心にくいです。
どちらを選んでも満足できるデザインと性能(精度)とお値段です。
( 本日2度目の同じセリフやね(^^; )