セイコーの時計って安ければ1万円からあるし、グランドセイコーまで範囲を広げると百万単位の時計もある。
歴史も古いので手巻き、自動巻き、クォーツ、電波時計と種類も豊富で、腕時計のデパートといえる企業です。
世界初のクオーツ時計メーカーで、大量生産が可能で製造コストと耐久性や精度など画期的過ぎる発明は、のちのクオーツショックの引き金ともなった。数多くの手巻きや自動巻きのムーブメントメーカーが統合や閉鎖になる出来事で、時計史では語り草となる有名な話。
とりわけアメリカで有名だった2大メーカーのエルジンやウォルサムもまたその波にあらがえず、閉鎖の道をたどったほどです。
スイス勢など黒船メーカーに立ち向かえる日本の巨大時計企業、そして高級路線はグランドセイコーがある。
そんなセイコーが世界で売り上げ3位になりました。
2021年世界最大級の高級時計専門マーケットプレイス “Chrono24 (クロノ 24 )”が2021年1月1日 ~ 12月10日のデータベースにより、年間販売本数を集計したところ、セイコーウォッチが3位となったとのことです。
1位、ロレックス
2位、オメガ
3位、セイコー
4位、ブライトリング
5位、オーデマ・ピゲ
ロレックス、オメガ、APは一部人気モデルに及んでいる投機での購入が多く、その中でランクインしているセイコーはそういう側面が少ないと考えられますので、安くて実用性がある時計(いわゆるコスパ高い時計)として人気があったのかなと思います。
またクロノ24は中古販売もカウントしているので、古い時計という分野においても頭角を現したのかと思います。
歴史のある会社なので古くから名機も多く、グランドセイコーは最上位の高級機でキングセイコーは高級時計入門機の立ち位置で海外勢に負けない性能を有していたようです。
おまけに低価格帯にセイコーダイバーズやファイブもありますしまさに死角なし。あらゆるファンを魅了するラインナップです。
投機を外し、使われる時計での算出であったならば世界で一番かも…なんて、頑張っていますね。(クロノ24の内容にグランドセイコーが含まれたものか否かの掲載がないためGSを含めたものではないかと推測しております。)
日本向けという適度な大きさが少ない分、海外の利用者が多いのかもしれませんが、国内の需要が日に日に縮小傾向であることを鑑みると間違っていない判断だった結果なのかなっても思います。
プレザージュのような日本の伝統を重んじる時計も面白いコンセプトだと思います。
ならばその延長線として、親日家が欲しがる和風な時計にすればいかがかな?
1)インデックスが漢数字の文字盤(できれば白ダイアルに黒文字で、書道的なフォントで)
2)ステンレス鋼でなく、カタナの材料の玉鋼(たまはがね)の素材で作るモデル
3)2に関係するけど、日本刀の名前を模したモデル(例:OSA-FUNE)の構築
4)ベルトをステンレスやレザーだけでなく、道着の黒帯のような綿素材
適当に書いたのですでにどこかでしているものがあるかもしれませんが、紳士の時計プラス「遊び」があるといいのにな…と遊んでばかりのおじさんは思いました(^^;