2022年1月下旬
昨年12月に依頼をして約一か月半の納期を経て、ついにセイコー時計をベースとしたミルガウスオマージュが完成したのでした。
ベースはSZSB013というセイコーの自動巻き時計で、青文字盤のドレス時計であったことからこの時計でのMOD製作にしました。
暗い文字盤にはオレンジのイナズマ針はことのほかインパクトがあります。基本無難な時計なので、針以外はとりわけ目を引くものもなく普通に日常使用をしても問題ない仕上がりとなっており、とても満足な結果でありました。
ベルトをロレックス風なものでアレンジしてみようと付け替えを試してみますが、予想通りラグサイドにある穴の位置が違っており取り付けはできませんでした。十分SZSB純正のブレスでも使い心地はいいので今回の変更点は針のみになりました。
しかし、この時計4R35ムーブメントの時計なのですが、それ対応の針セットを購入したにもかかわらず針穴が合わないという事態がありました。
はかまの穴調整という0.1ミリ単位の細かい作業をしていただいたおかげでの完成品となりました。大体のMODパーツ(汎用品)はそのまますんなりと付けられることが少なく、加工が必要だという事で想定内だと教えていただきました。
本当に感謝してもしきれないほどのご厚意を頂いております。
届いて早速時間を合わせてゼンマイを巻きますが…。
あれ?動かない。
では時計を振ってみて…
やっぱり動かない。
原因はどこにあるかはわかりませんが、今一度チェックをしてもらうため返送となりました。1日だけのミルガウスカスタム時計のふれあいですが、いいですね~!顔がにやけるほどにウキウキします(*^^*
100万円も出さなくてもその数パーセントの金額で遜色ない充実感を味わえるのですから、MODももちろん国産自動巻き時計には僕の時計ワールドの進むべき道があるかもと感じてしまいました。
周りは冷めた目でしか見てくれないと思いますが、この時計を見てもらいたいって気持ちが沸いてきます(^^;