メインとサブ | スーパーラッキー☆さんのブログ

メインとサブ

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どこぞの国語辞典サイトによると


【メイン】とは

「主な」「主要な」を意味する英語の形容詞。または「主なもの」を意味する名詞。



と、あり



【サブ】とは

「下位」「副」などの意味を持つ接続語。また「補欠」「控え」などの名詞。
ドラえもんのスネ夫的ポジション。



と、あります。





要するに一番目立って代表的なものがメインであり


人の目に触れず、ひっそりと影を潜めているものがサブだという認識でよろしいかと。




【メイン】が付く言葉として

メインエベント

メインキャスター

メインストリート



【サブ】が付く言葉として

サブアドレス

サブキャスター

サブタイトル


※国語辞典サイトより抜粋




なんとなく【メイン】が付くと華やかに

その逆に【サブ】が付くとなんとなく陰りを感じるような気がしませんか?


このようにメインとサブは切っても切れない関係であり

お互いがいるから、またお互いの存在価値をも見いだしているものだと思います。

そして【メイン】は日の当たる場所で華々しく

【サブ】は太陽の影でひっそりと…という、お互いの役割も不変なのです。




…と 言うのが世間一般の認識。




しかし…




この役割が真逆になっている唯一無二のものが存在している事を、皆様はご存知ですか?



そう。それがパチンコなのです。



今回はパチンコにおける【メイン】と【サブ】のお話しです。




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パチンコにおける【メイン】と【サブ】とは、ズバリ『デジタル』の事。


皆様も

メインデジタル

サブデジタル

と言う単語は聞いたことがあるかと思います。



本来の意味から考えると、賑やかな演出を写し出して画面上に目を釘付けにする液晶画面がメインデジタル。


普段は人知れずひっそりと回っていて、判別するときにしか注目されない
セグやドットを表示する小窓がサブデジタルと言うことになるんですが

実はこれ、反対なんです。


現代パチンコでは液晶画面こそがサブデジタルであり

盤面の隅っこで、普段はその存在すら忘れられている小デジこそがメインデジタルなんです。



ずっと以前。確か90年代前半だったと思いますが

『打ち手に大当たりを告知しなければならない』

と言う一文が規則に盛り込まれていました。


どういうことかと言うとその言葉の通り

「大当たりしましたよ」

と言う情報を打ち手に教えなければいけないのです。

この規則は今も変わってないと思います。


では、どうやって伝えるか?

簡単です。
デジタルに数字を揃えればいいのです。

数字が揃えば、ほとんどの打ち手が大当たりしたことを悟りますからね。


昭和から平成にかけては(90年の規則改正以前)デジタル画面に数字が揃えば

大当たりか小当たり、必ずどちらかの当たりに振り分けられました。

また、それらを表示するデジタルがひとつしかなかった為に

いやでもそのデジタルがメインデジタルとして君臨し、パチンコ台の顔として大当たりを告知してきたのです。


※ちなみに当時の小当たりは今で言う小当たりとは別物です。




時は流れて時代が変わり、91年に平和からカラー液晶モニター搭載機第一号がこの世に産み落とされます。


これがパチンコ界における大革命でした。

それまでのドットや7セグ画面とは比べものにならない程の表現を可能にしたのです。

この頃から演出量が増えてきました。


“魅せる”という意味でリーチアクションの数が増え

数々のリーチ予告や大当たり予告が画面狭しと繰り広げられるようになってきました。


そして遂に、液晶画面がメインデジタルからサブデジタルに降格する瞬間がやってきました。


96年。三共から登場した『CR Fビッグパワフル』その機種です。
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言わずと知れたパワフルシリーズのCR機第2弾。

厳密に言えば『ビッグパワフル』は、液晶カラーモニターではなく

当時三共が押し進めていたブラウン管デジタル。

1/4の確変率のこの機種には盤面右下に7セグデジタルが搭載されており

そこに【FFF】が表示されれば確変。

1~3が三つ揃いでカス当たりを告知していました。

しかし開発側のミスなのかなんなのか?

画面上ではリーチアクションの途中であってもメインデジタルが先に止まってしまい

尚且つアタッカーまで開いてしまいました。

これによりリーチのドキドキ感は現象。

液晶画面のサブデジタル化は、ほろ苦いデビューになりました。




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メインデジタル(小デジ)の役割は、今の状態を打ち手に告知することにあります。


サブデジタル(液晶画面)の役割は、リーチアクションなどを“魅せる”事に存在意義があります。


パチンコには規則上100%大当たりする演出は作ることが出来ません。


『海物語』のサムなど、プレミアムが出現したのにハズレたが、この店は怪しいのか?などと言う意見を掲示板等で見かけますが

あくまで液晶画面はサブデジタルであり

当たりハズレとは無関係の演出を魅せているだけだということを理解しておいてください。


そんな時こそメインデジタルの登場なのです。

メインデジタルの役割は不変。

画面上ではプレミアムハズシは起こりえますが

メインデジタルはその時でもハズレを表示している筈です。

その他…確変セグなのにカス当たりだったとか

16R確変ランプが点灯しているのに、数Rで終わったなどと言うことは絶対に起こり得ません。


全ての情報はメインデジタルが教えてくれます。

何かの時には、液晶画面よりメインデジタル凝視です。





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最近増えてきた○○モードとか○○ゾーンと言う単語。

実はこの表記にも規則があることをご存知ですか?


確変時や時短中に一般的に用いられるこの言葉。

主に潜伏確変搭載機に多く用いられるかと思います。


ほんの数年前までは普通に

『確率変動突入』とか

『時短○回』

『チャンスタイム』などと

その状態をハッキリ明記していました。


規則上 ○ゾーンや○モードと言う言葉を使うと
今の状態をハッキリと打ち手に知らせなくても良いということになっています。

ですが、必ずどこかで告知しなければならないともありますので

その役割はしっかりとメインデジタルが担っております。


画面では確変が終わったように見せかけますが、多くの皆様もやりませんか?セグ判別を。


あの時に表示されているセグやランプ表示が、台が打ち手に教えてくれる情報なのです。


「○○モード突入」とか出ても、画面表示を信用せずにセグ判別するじゃないですか?

どっちの方がエラいかと言うのが、しっかり皆様も無意識のうちに分かっているはずなんです。




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実はこの記事書くのが二回目なんです。

数時間前に全文書き終えて投稿したら

システムエラーが発生してナンタラカンタラとかで

早い話がせっかく書いた記事が消えてしまったんです。


過去何度かこれを喰らっていますが、何度やってもガッカリしますね。


特に今回は自分のせいではない(?)だけに、いつもの数倍腹がたちました。

そんな訳で、書き直し記事のためにちゃんと伝えたいことが伝わったかどうか定かではありませんが

私が今一番言いたいことは、下書きなり投稿なりバックアップ出来るようにしたほうがいいのではないか!?…と いうことです。




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