4~5日前に作った桃ジャムさんです。
以前、桃の皮だけで作ったゼリーの記事 を書きましたが。
桃も、フレッシュなまま楽しむ方が好きなんですよね。
好きなんですが、たまーに、皮をむきはじめてから、「あら思いのほか固いのね!!」、という桃もあったりして、このときもそんな桃だったので、ジャムにしたのでした。
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ちなみに桃色を鮮やかにするために、レモン汁は欠かせません、よね。
これは、レモンの酸の効果で、pHがアルカリから酸に変わるに従って、鮮やかなピンクに発色するとかなんとか、多分そんな感じの現象、だったかと。
理屈はどうあれ、ほんのりピンクだった桃の皮の鍋に、レモンを加えるとパッと鮮やかになるのが楽しくて、ほんとはどんどん加えたく衝動に駆られるのですが、入れすぎると酸っぱいジャムになってしまうので、大さじ2ずつでガマンガマン。
皮にもレモン汁、実の方にもレモン汁を加えて、別々に煮ています。
実がとろとろになる程の長い間、皮も一緒に煮るのはどうかなあと思ったので、皮はさっと煮て色と風味だけ出して、最後にジャムに加えて色づけしています。
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レモンを入れるのは、料理の分野でも、色を鮮やかにするのの基本ですが、染織でもクエン酸や酢酸をよく使うんですよね。
染め物をして、最後に酢酸を入れて色止めすると、退色しにくかったり、色が鮮やかに定着したり…。
学生時代にたった2年間かじっただけなのですが、、今でもなんとなくあれこれ染めたくなるようです(●´∀`●)
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とはいえ、いわゆる食紅とか、天然由来とあっても、ただ色をつけるためだけの食材は基本的に使わないことにしています。
子供の頃から、わたしの母が食紅などを好んでいなかったということもあるし(子供の頃はきれいなピンクの市販のお赤飯なんかを見て「うちのはどうして色がきれいじゃないの?」と不満を持っていたものでしたが…)。
また、コチニールという染料があって、それを見た時のショックが大きかったから、でしょうか。。。
コチニールさん。
渋谷に染め物の専門店があって、当時しょっちゅう行っていたのですが、そこにあった大きなビニール袋に入ったコチニールさん御一行様…。
コチニールって、簡単に言うと小粒の虫、カイガラ虫を乾燥させたもの、なんですよね。
それが、ぎっしりと、みっしりと、袋につまってる様子がなんともシュールで、一緒に行った友達と「うへーっ!!」と…。
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そんなことがあって、天然色素といっても虫から取ってたりするのかと思うと、自分が作るものには、わざわざ入れる気にはならなくって。
今になって検索してみたら、コチニールって、清涼飲料水やらかまぼこやら、市販の食材に使われてるようですねえ。
まあ、あんまり細かいこと考えると食べるものなくなっちゃうから、都合良く右から左に受け流すことにしてはいるんですが、自分が作るものは、桃の皮でピンクに染めるぐらいで満足かなあ、なんて思っております。
●桃色桃ジャム
150cc程度の小瓶2つ分
■ 材料
桃(中玉200g程度)…2個
レモン汁…大さじ4
グラニュー糖…130g(桃の総量の1/3程度)
白ワイン…100cc
■ 材料
桃(中玉200g程度)…2個
レモン汁…大さじ4
グラニュー糖…130g(桃の総量の1/3程度)
白ワイン…100cc
■ 作り方
1.桃はよく洗って皮をむき、皮と種をホーローか、耐熱ガラスか、ステンレスの鍋に入れ、レモン汁大さじ2とグラニュー糖30g(大さじ2)と、白ワインを入れて少し置く。
1.桃はよく洗って皮をむき、皮と種をホーローか、耐熱ガラスか、ステンレスの鍋に入れ、レモン汁大さじ2とグラニュー糖30g(大さじ2)と、白ワインを入れて少し置く。
※桃は湯むきしなくても大丈夫です。
※種は、割れてしまったものは使わずに捨ててください。
※種は、割れてしまったものは使わずに捨ててください。
2.実は一口大にカットして、レモン汁大さじ2と、グラニュー糖100gを加え、全体に行き渡るようにあえて、冷蔵庫に入れ1時間ぐらい置いておく。
※砂糖を加えることで、浸透圧で水分が出やすくなり、加熱してからが早く作れます。
※砂糖を加えることで、浸透圧で水分が出やすくなり、加熱してからが早く作れます。
3.1の鍋を加熱し、ふつふつとして白ワインのアルコール分が飛んだら火を止めて、蓋を余熱にかけて10~20分ほど置き、蓋についた水滴も鍋に戻し、ザルでこして別の容器に液体だけ取り出す。(皮と種は捨てます)
4.空になった1の鍋に2を入れ、中火にかけ、アクを取りながら30分程煮る。アクが出なくなってきたら、少し隙間をあけるようにして蓋をして、弱火にし、焦げないように時々中を確認しながら煮詰めていく。
5.3の桃色エキスを、4の鍋に戻し、更に弱火で煮詰めたらできあがり。
※好みでマッシャーやフォークで果肉をつぶしてペースト状にしてもヨシ♪
6.煮沸した瓶に詰め、日持ちさせたい場合は、更に瓶を15分程煮沸してます。
アネごはん本 発売になりました!!
2010年3月26日 主婦と生活社より
『asterisk cafe アネちゃんのごはんいっぱいの幸せ』
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