社長 ジローの物語1(赤ジロー登場) | 浜松 キャッシュフローコーチ®・税理士 鈴木崇之のブログ 〝すずレポ”

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こんにちは、キャッシュフローコーチの鈴木です。

会社の業績を良くしていくにはどうしたら良いのか?数字を起点に、物語風に書いてみます。

「おもしろき こともなき数字を おもしろく!」をコンセプトに、とてもわかりやすく書きます^^。ただバカにしないでお読みくださいね。

読み進めると経営の数字の活用の肝が見えてきます^^

新しい取り組みなのでどこまで続けられるか?途中で終わってもご容赦くださいね^^;


では、ここからです↓

~社長 ジローの物語1 (赤ジロー登場)~

むかし、あるところに社長 ジローがいました。

社長といってもジローは一人でやっています。

ジローは手先が器用なので木材を買ってきて人形を作って売っています。

木材は50円します。

ジローはいくらで売ろうか悩みました。

「みんなが買ってくれるのは55円くらいだ。」

55円で売りました。そして何とか売れました。

ジローは嬉しかった!

55円売ったぞ!

ただジローは生活をしていかなければなりません。

給料は10円必要です・・ ・・・ ・

社長 ジローは赤ジローと呼ばれたとさ。



―解説―

これを数字で表すと

売上55円
売上原価50円
粗利益5円
人件費10円
利益-5円


となります。

5円の赤字。

この赤字分はどうなっているのでしょうか?

じつはこれ通常は自分の貯金(資本金ですね)が減っているか、借入金で賄っているのですね。

赤字だと借入金は増える一方です。
借入金が途絶えたとき会社は終了します。

赤字が続くとやはりまずいのですね。

ジローの過ちはなにか?

そうですね、固定でかかる費用のことを考えていませんでした。固定費ですね。

この場合は人件費です。

この固定費分は粗利益を稼がなければいけません。

これ普通に考えれば当たり前ですね。ただ、理屈では分かっていても実際の経営の中では腹に入っていない。

成り行きになってしまっている会社が多いのですね。赤ジローさんです。

固定費分は粗利益で稼がなければいけない。お忘れなく。ご用心を!