こんばんは、鈴木です。
中小企業と借入金は切っても切れない関係があります。借入金を知ると会社の状況が見えてくる。今回は借入金について書きます。
借入金は借入をする目的で3つに分けることができます。
1つが設備資金。
これは文字通り、建物や機械、器具、車などを買うために借り入れるための資金です。
経営とは投資して多くのリターンを得るゲームでもあるので、基本的に悪い借り入れではありません。
もちろん回収の見込みもなくただ投資してもいいわけはありませんが、先行投資、将来の利益を稼ぐためのものです。会社の勢いを感じる借入金ともいえます。
2つめは、運転資金です。
これは、仕入れを先に払い、売上を後でもらうような会社が必要になる資金です。
これはビジネススタイルからくるものですが、黒字でも常に運転資金が苦しいようならビジネススタイルを見直す必要があります。
利益を出せば出すほど資金繰りが苦しくなる典型です。
最後3つめは、赤字資金です。
これは運転資金と同じように考えてしまう人もいますが分けるべきです。文字通り赤字を補うための資金です。
借りる時点では返す見込みがない資金。もちろん今後の利益で返さなければいけない、利益が出なければイモずる式に借入金は増えてしまいます。
ただ、中小企業の7割がここ。事実を認識したうえで、頑張りどころです!
借入ができなくなったときは即資金ショートとなります。
借入をするとき、自分はどの分類の借入をするのかを頭に入れたうえですることが大切ですね!