ドラッカーの本といえば、もしドラで有名になった「マネジメント」ですが、今回は、個人的に好きな「創造する経営者」から、【経営計画で決定すべき4つの戦略的意思決定】です。
創造する経営者 (ドラッカー名著集 6)/ダイヤモンド社

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この「創造する経営者」は、“事業戦略”といわれているものについて、世界で最初の本といわれています。構成は3部で、1部:事業の何たるかを理解する、2部:機会に焦点を合わせる、3部:事業の業績をあげる、です。
簡単にいうと、1、2部はどういった事業をするのか、3部は、その事業の業績の上げ方。今回はその3部からです。
ドラッカーはこの中で、“事業の業績をあげる”には行動が伴うこと、そのために計画としてまとめなければならないこと、を強調します。
事業の業績を上げるには?、章立ては以下の4章。
1.意思決定(12章)
2.事業戦略と経営計画(13章)
3.業績をあげる(14章)
4.コミットメント(終章)
として締めます。
さて、【経営計画で決定すべき4つの戦略的意思決定】です。
これは2で述べられています。ドラッカーは次の4つのことを決定しなければならない。と説きます。
①追求する機会、進んで受け入れるリスク、受け入れることのリスク。
②事業の範囲と構造。特に専門化、多角化、統合のバランス。
③事業を達成するための時間と資金。
④経済情勢、機会、成果達成のための計画に適合した組織構造。
以上です。
機会とリスク、事業の範囲と構造、時間と資金、組織構造。
ここを戦略的に意思決定を行い、作戦(計画)を練る(立てる)。
内容についてとても面白いので興味がある方は読んでくださいね。とても学べます!
ドラッカー経営学の三大古典といえば、「現代の経営」「経営者の条件」そしてこの「創造する経営者」。
原理原則は変わらないですね^^