ロイヤルティ売上に10%と、ロイヤルティ売上総利益に30%は、どちらが重いか? | 浜松 キャッシュフローコーチ®・税理士 鈴木崇之のブログ 〝すずレポ”

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こんにちは、フランチャイズ・ビジネス専門 税理士の鈴木崇之です。「あなたの会社の強み、引き出します」 いつもありがとうございます。


浜松は今日はくもりです。


さて、フランチャイズにかかわる場合、ロイヤルティ抜きに話はできないので、今回は少し、ロイヤルティについて書きたいと思います。


ロイヤルティは一般的に、売上に対して○%、または売上総利益(粗利)に対して△%、または席数などに対していくらか定額制、の3種類がメインとなります。


売上、粗利に対して何パーセントかのロイヤルティは変動費で、定額制の場合は固定費として経営を管理していく必要があります。


では、「ロイヤルティは売上に対して10%と売上総利益(粗利のことです)に30%」これはどちらの方が負担が重たいか?重みの話です。


イメージ的には、売上総利益に30%の方が重そうですが・・、


答えは、


売上総利益率によって変わります。


*売上総利益=売上-売上原価

*売上総利益率=売上総利益÷売上


【売上総利益が売上100に対して50なら、】


売上に10%のロイヤルティ=売上100×10%=10

売上総利益に30%のロイヤルティ=売上100×50%×30%=15

≪売上総利益に対するロイヤルティ30%≫の方が、利益に対する負担(ロイヤルティ)が重い。


【売上総利益が売上100に対して30なら、】


売上に10%のロイヤルティ=売上100×10%=10

売上総利益に30%=売上100×30%×30%=

≪売上に対するロイヤルティ10%≫の方が、利益に対する負担(ロイヤルティ)が重い。


となります。


イメージで言うと売上総利益に対するロイヤルティの方が重そうですが、実際はそうとも言えない。


率を掛けるロイヤルティの場合、売上総利益率によって重みが変わります。頭の片隅においておいてくださいね。


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