キャッシュフロー計算書とは資金繰り表と思ってもらえればいいでしょう。
では、どういうものなのか。
黒字倒産で考えてみます。
A社(10月末決算)
・11月末が返済期限の借入金30万円となけなしの現金20万円で商品50万円を買う。
・Bさんに11月15日に入金約束して、商品すべてを100万円で売る。(売掛金100万円)
10月末決算
損益計算書
売上 100万円←掛け売り
売上原価 50万円←現金支払い
利益 50万円:黒字←これに対して税金も計算される。
貸借対照表
(売掛金)100万円(借入金)30万円
(資本金)20万円
(利益剰余金)50万円
11月
15日 100万円の入金なし
末日 支払不能・・・黒字倒産
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かなり簡単にしましたが、
これが黒字倒産ですね。
損益計算書は優秀でした。貸借対照表も優秀です。
では10月末の、キャッシュフロー計算書はどうだったか。
最初にあった現金20万円
財務キャッシュフロー:+30万円(借入金で現金が増えた)
営業キャッシュフロー:-50万円(仕入れで現金が減った)
合計 :-20万円 ←現金の減少
期末の現金0円
なんとなく悪い感じがしませんか?
資金繰り等の状況は、キャッシュフロー計算書で診断します。
損益計算書や貸借対照表だけではできないのです。
キャッシュフロー計算書(小さなところは簡単な資金繰り表でもOKです)を活用して下さいね。