設計の仕事と言うのは、本当に時間との闘い。
設計図が無ければ、イメージも予算も分からないので、
とにかく早い時間で製作を要求されます。
まずは建築平面や配置が決まれば、
根拠作り、いわゆる計算書と言うやつです。
ここの作業は専用ソフトもありますので、
比較的スムーズに行けますが、
神経を使う所です。
この作業と併用して、建物の設備方式や
省エネも含めて検討していきます。
次に計算書に基づいて、参考機器を選定していきます。
エアコンだとか換気扇だとか衛生陶器類です。
それで、機器表を作成します。
ここから作図が始まると言った感じです。
そして図面が出来上がって、提出となりますが、
積算を行い予算オーバーとなれば、
部分的に最初からやり直しです。
上下水道設備は必要最小限なので、
機器や陶器類を変更する程度です。
高い便器から安い便器へ変更と言った感じです。
大きい変更は、エアコンや換気扇が多いです。
当然、それに伴って、一番最初の機器表や
次に配管やダクトのサイズも全て修正となります。
一つの建物で台数が数十~数百台ある場合に
修正ミスや未修正の箇所が出る事があります。
だから変更修正の際は、更に気を使います。
たまに少し設備をかじった事のある
施主の場合は感覚で変更される場合があり、
根拠とかけ離れる為、説明と助言はしますが、
そのまま施主責任で変更と言う事もあります。
また必要最小限の設備に変更しても、
それでも予算が合わない場合は施主の判断で、
それ以下の変更を決めて貰います。
ここで設計図が完成して、工事業者に
更なる値引きを求め、再入札を行い、
工事業者が決まって、ようやく工事開始
と言った感じなのです。
その後は設計管理で施工業者の質疑を
受けて検討や判断を行う作業へと変わるのです。
ただ設計からそのまま工事を請けた場合は、
今度は施工図作成や業者決定や
実行予算も決める作業も行う事になります。
大手企業では作業が全て分散化してますが、
中小企業では大手より少ない分散で行います。
なので全ての作業を一人で出来る様になるのは、
何年やってても勉強し続ける事が必要な仕事です。
ただ思うのは、全て出来ないと、
一人前とは言えないと思います。





