あんそろじーです!

中学生の頃、TVで世界一の脳神経外科医である「福島孝徳先生」の特集を見ました!

それまでは勉強してある程度良い高校に行って大学に行って何となくサラリーマンになるんだろうな

結婚して子どもができてマイホームを建てるという多くの人が辿るであろう道を行くんだろうなと思ってました

福島孝徳先生に自分や身内が助けられたわけではないです

言わば、お会いしたこともないですし面識もないスーパードクターをTVで見たわけです

神の手やゴッドハンドと呼ばれる医師はほかにもいたと思います!

でも!福島先生だけは自分の中でとても輝いていて、特別な先生でした!

東京大学の医学科を卒業して脳神経外科の道に進み数多くの手術を経験して異例の早さで昇進した福島先生!

しかし!日本医学界の閉鎖的な環境、年功序列に疑問を持ち、48歳でアメリカに行き、実力を認められいくつもの脳外科に強い大学の教授になられました

他の病院で手が出せないと言われた脳腫瘍の患者さんの手術を数万件も成功させ、成功率は99.5%と言われていました

心臓外科医は視力の低下により40代で最前線から退くと言われていた当時に

電子顕微鏡を使う更に細かい器用さや判断能力が求められる脳神経外科の分野で、80歳まで手術をされていたそうです!

術後により短期間で退院できるように従来の手術と比べ切開部位が数cmで済む「鍵穴手術」を考案されたかたです

その分、難易度は格段にあがりますが、それでも脅威の成功率を誇っていたそうです!

常に患者さんに寄り添い低姿勢であり、1日に何件も手術をしていました!

中には16時間やそれ以上の時間がかかる手術も放送されていました!

アメリカで最も優秀な医師100人の中にも選ばれていました

福島先生の父親は明治神宮の宮司であり、神職に就いていたかたです!

神につかえるかたの次男だから福島先生には神の御加護があるのかな?

そんなふうに思ったりもしました!

もし自分に脳腫瘍が発見されても福島先生がいる!

だから大丈夫!

ずっとそう思っていました!

世界中から手術不可能だと言われた患者さんが福島先生に依頼をする

そんな先生はラストホープとも呼ばれてました!

生涯で2万4千件の難手術をした世界に誇る天才脳神経外科医!

著書も何冊も読んで

福島孝徳先生のようになりたい!

自分が医学科を目指す1番最初のきっかけになった先生です!

結果的に医学科に合格することはできませんでしたが医療職でない人でも知っているような先生でした!

いま、医療職についてない自分がフルネームで知っていて、著書を読んだことがあり、なにをした先生なのかを知っているのは

福島孝徳先生とノーベル賞を取った山中伸弥先生だけです!

1942年に産まれ2024年に亡くなるまで

非常に多くの患者さんを絶望から救ってきた先生

福島孝徳先生がいなかったら亡くなっていた患者さんも数多くいると思います

昭和、平成、令和の人柄のとても良いブラック・ジャックだったと思います

脳神経外科の神様

会ったこともないかたの訃報にこれだけの喪失感を覚えるのは志村けんさん以来です

いつも身近にいるようなそんな安心感をもたらしてくれる福島孝徳先生!

いままで忙しかった分、安らかにお休みください

ご冥福をお祈りします

[完]