連日大手広告代理店電通が労働問題で叩かれ続けている。

毎月80時間を超える「過酷な」残業、周りが彼女の変化に気づき助けてあげられなかったのかなどとの記事が出ているが、我々中小企業や1部上場の大手「制作会社」、テレビ局の制作を行っている映像会社、電通への発注側でもある官庁関係などと比べても電通は社員に対してかなり優遇した環境を整えていると聞く。

まず、Yahooに載っていた記事でもあったように「月60時間以上の残業は年3回まで」、しかも、事前申告が必要で、それを超えると人事局から上司を含め調査が入るとも。

また、社内には内科医、歯科医、心理カウセンリングなどの医者も完備され、海外出張も4時間以上の移動の場合は新入社員であってもプレミアムエコノミーかビジネスクラス(エコノミー症候群防止のためらしい)など、一般企業には考えられないほど、社員の健康を守ることにおいて考えられている企業と思われる。

前出のYahoo記事にもあるとおり、長時間労働がブラックというのであれば、それを強いる発注側の納期やスケジュールを改めていかないことには問題が解決しないと思う。

 

こうした労働環境があった中でも社員が亡くなったことに残念ではあるが、一方、前出した企業・官庁などは電通の労働環境をうらやましいと思っているところも多いのではないのだろうか。