<清水戦試合後の西野監督のコメント>

今日、ゲームを振り返っても仕方がないので・・・。
いいゲームをやって、いい結果を出して、ロッカーの中が放心状態で静まり返ってます。
これもリーグの宿命かな・・・と。
選手は最後までやり切ってくれました。監督として嬉しく思います。
最終的にはポイントが違う中で、やり切れる中の目標を最後までやり切ってくれた。貪欲に点を獲りに行く姿勢は素晴らしいなと思いました。
とにかく勝ちきりたいという中で最後までよくやってくれました。
このゲームの直後で10年の今までを振り返るのは非常に難しいです。
胴上げもやめてくれといったんですけど・・・。

自分もこんなにガンバの監督をやらせて頂いて・・・、でも10年で1度しかリーグを獲れなかったのも・・・。
今日は終わったときに振り返って他会場の結果を聞きました。
05年のときとは背中に流れる空気が違いました。

柏は本当にいいチーム作りを実践しているなと思っていました。終盤の終盤でさらに加速して、これは最後まで間違いなくトップ争いに入ってくるなと思っていました。
優勝に値するチームだと思います。
北嶋には直接、言葉を伝えたいくらいです。
いろんな時代が柏にもあって、自分も少しはその姿を残しているチームですし、J2から上がって優勝、いろんな意味ですべてがいい方向にいったと思います。

ガンバは、今日3-1になってもベンチを気にすることなく、他会場の結果を気にすることなく相手のゴールに向う選手たちを「これだ」と思ってみていました。
全員がそういう気持ちの中で闘っていました。

何が足りなかったのか・・・。
毎シーズン思いますが、いろんな要素があります。
ただ、毎年、毎年こういうシーズンを繰り返してきたなと思います。
口でいうのは簡単ですが、メンバーが変わっても全員がココを求めて、ガンバのスタイルを確立させていこうという選手の力は素晴らしいと思います。
僕はそういう選手に恵まれて、高いレベルの感覚を持った選手と繰り返しやれてきたことに幸せを感じます。選手のレベルが本当に高くて・・・。今いる選手だけでなく、築き上げてきた選手たち、数えてみましたが、あまりに多くて途中で数えるのをやめました。

ガンバの監督を続けたいという気持ちはあります。10年で区切られても・・・という想いもあります。

大阪、いろんな人に応援してもらって、いろんな人に御世話になって、大阪は特別だなと思っています。大阪の「お」の字くらいは分かったかな・・・と。
スポーツ界では野球が一番。ガンバがどんな戦いをしていても阪神のケガした選手の話が一番にくる。そこでガンバも何かを発信したいなとやってきました。
ガンバの監督も変わって、新スタジアムも出来れば、何か変わってくることもあるのかなと思います。

いつの間にか関西弁を使っている自分もいて・・・。
10年、長いですね。
最初は分裂したサポーターがいて・・・。すべて、いろいろ変化してきました。幸せに思います。
クラブのビジョンの中に自分がいた10年間。僕でというところを継続して考えてくれて・・・。何も言わなくても分かってくれる関係になってた。ブレずにやれたのは時間を与えてもらったおかげ。今後、バーンアウトになっているので、その後、オートマティックにスライドしていくエネルギーは現時点では持ちきれないというのが正直なところです。
ただ、このポジション(監督)は自分に合っているので、また、こういうチーム作りにチャレンジできたらと思います。