うつ病患者の増加? 1960年代には、躁うつ病の一般人口における出現頻度は、統合失調症に比べると低く、およそ0.5%前後と言われてました。私が医学生時代もこう教わりました。 ところが1980年代のうつ病生涯有病率の報告は5%前後であったが、1990年以後の報告では10%としているものが多くなっています。うつ病がこの20年間で10倍以上に増えたことになります。他の病気はそんなに増加していません。つまり「うつ病」と診断される人が増えたということなのです。