私は母に毎日お弁当を作ってもらっている。
父は母にほぼ毎朝ランチセットを作ってもらっている。
メニューは決まっていて、白いご飯の上に海苔と鮭をのせたもの。
冷蔵庫からそれを取り出して食べる。プラス、お湯をそそぐだけ!カップラーメンなど。
昨日、仕事の途中で家に立ち寄った。13時過ぎ頃。
リビングのドアを開けるといいにおい♪
何かを焼いた匂いとすぐにわかった。
私『何焼いたの!?焼きそば?♪』
父『(にやにや)』
私『??』
父『おべんと、たべた?おめのおべんとのソレ、ソレ、俺見てて、冷凍庫あけたら【あっ!♪】と思ってジューって(^^)』
それから父が”ほれっ”と言っておひつのごはんを見せてくれた。
訳
母が作っている最中のお弁当のおかずをチェックしていて、冷凍庫を開けたらあったから焼いて食べた♪ごはんもモリモリ食べて、おひつにこれしかなくなっちゃった。
失語症のせいだ!肝心の何を焼いたかが言えない!!!!(笑)冷凍庫から出して焼いて食べるお弁当に入れるおかずはあれしかない!と気付いたからそのまま会話をすすめていた。(私はまだお弁当を食べていなかった。)
退院したころ、どこまで介護をしていいのかわからなかった。今思うといろいろ手を出しすぎていたかも。
昔のブログにも書いたかな?
ある日父がトレーナーを着ようと頑張っていた。
右半身がマヒしている彼は、右腕、左腕、首の順に服を着る。順番が違うと服を着ることができない。
その日は先に首を入れてしまったものだから、もうどうすることもできない。『違うよ~』と言って服を脱がせてまた着てもらう。危険な行動ではないけど目が離せないなぁと思った瞬間だ。
似たようなことがまた起きた。
今度は袖のところに一生懸命首を入れようとしてる。
所謂これが失行とよばれるものだ。
声をかけようと思ったが見守ることにした。どうするんだろう?と思って。
そしたら父、ボソっと『あっ、間違えた』って。
母と私とで大笑いした。そしたら父も大笑いした。
はたからみれば【なんてひどい家族!】と思うかもしれない。
ただこれがきっかけの1つになって介護や見守りの仕方が変わった。
父の場合、失行が起きてもあせって手を出す必要はない。
可笑しければ笑えばいい。
本当に危ない事だったら1人では絶対やらないよう伝える。
わかってもらえないときもある。
ジュージュー焼くのだって、本当はやってほしくない。
何度かとろ火にしすぎて消えていたことがあった。ガスだけでてる状態。
家族がいたからよかったが、『大丈夫、大丈夫』といってきかない。
こういうときって事故が起きない限り父には伝わらない。自分はできると思っているから。
まぁでもできてるのも本当だからな……難しい。
とにかくうちでは見守りを中心に、本人から助けを求められれば介護補助する。
これでうまくいってます。
見守る方はつい手を出したくなってしまう。”多分できないだろう”と思って。
”多分できるだろう”と思えば手を出すのを我慢できるかも。
ただ1人1人違うので、手を出さない事が正しいとは言い切れない。
本人にどうしてもらいたいか言ってもらえるとやりやすいですよね(^^)
あ~あ。自分でジュージュー焼いたから相当美味しかっただろうな。ハンバーグ。