絵本の中には、素敵な言葉がたくさん詰まっています。
読み聞かせの記録も兼ねて、
そんな言葉(文章)をピックアップしていきたいと思います。
8月20日(月)の絵本
「赤ずきん」(フェリクス・ホフマン 画、大塚勇三 訳、福音館書店)
「まあ、見てごらん、赤ずきん。
きれいな花が、まわりじゅうに咲いてるよ。
どうして、まわりをながめないのかね?
小鳥があんなにかわいくうたっているのも、
まるで聞こえないみたいだね。
あんたは、まるで学校に行くみたいに、
よそ見もしないで歩いてる。
森の中が、こんなに楽しいっていうのにさ。」
赤ずきんは、目をあげました。見れば、日の光が木々のあいだからさしこんで、
ちらちら踊りまわっています。それに、どこもここも、きれいな花でいっぱいです。
さあ、今のあなたはどんな風に受け取りました?
グリム童話生誕200年にちなみ選書しました。
何と言っても、ホフマンの絵が素晴らしい!
よんでいる時に、子どもたちがハラハラドキドキするのが伝わってきて
読み手も楽しくなります。