会議議事録をAIで要約する手順|作成時間を減らして、重要なポイントを整理する方法

会議が終わったあと、

  • 議事録をまとめるのに時間がかかる
  • メモを見返しても、何が重要なのか分かりにくい
  • 発言内容を整理するだけで時間が取られる
  • 議事録を作成する担当者の負担が大きい

このようなお悩みはありませんか?

そこで活用したいのが、ChatGPTなどの生成AIです。

AIを使えば、会議中に取ったメモや文字起こしした内容をもとに、議事録の「たたき台」を短時間で作成できます。

今回は、会議議事録をAIで要約する基本的な手順を、できるだけ分かりやすく解説します。


1.まず会議の内容を文字にする

AIに議事録を作ってもらうためには、まず会議の内容をテキスト化します。

例えば、

  • 会議中に取ったメモ
  • Wordなどにまとめた内容
  • オンライン会議の文字起こし
  • 録音から作成した文字起こし
  • 自分でまとめた箇条書き

などを利用できます。

ここで重要なのは、最初からきれいな文章にする必要はないということです。

例えば、

A社との契約について
来月から開始予定
金額については再確認
担当:田中さん
次回会議までに見積書を準備

この程度のメモでも、AIに整理させることができます。


2.AIに「どのように整理するか」を伝える

単純に、

「この文章を要約してください」

と入力するだけでも要約できます。

しかし、仕事で使うのであれば、どのような形式にしたいのかを具体的に指示するのがおすすめです。

例えば、次のように入力します。

以下の会議メモを議事録として整理してください。

【整理項目】
・会議の目的
・主な議題
・決定事項
・未決事項
・担当者
・期限
・次回までのアクション

内容に記載されていないことは推測せず、「記載なし」としてください。

このように指示すると、AIが情報を項目ごとに整理してくれます。


3.AIに会議メモを貼り付ける

次に、実際の会議メモや文字起こしをAIに入力します。

例えば、

以下が本日の会議内容です。

【会議メモ】
○新商品の発売時期について
4月発売を予定しているが、製造スケジュールを確認する必要あり。

○販売価格について
現在の価格案は○○円。
原価を再確認して最終決定する。

○広告について
SNS広告を活用する方向。
担当は田中さん。
来週までに広告案を作成する。

といった形です。

AIが内容を整理すると、

決定事項

  • 新商品の発売に向けて準備を進める
  • SNS広告を活用する

未決事項

  • 発売時期の最終決定
  • 販売価格の最終決定

アクション

  • 製造スケジュールを確認
  • 原価を再確認
  • 田中さんが来週までに広告案を作成

というように整理できます。


4.「決定事項」と「やること」を分ける

議事録で特に重要なのが、

「何が決まったのか」

と

「誰が何をするのか」

を明確にすることです。

AIに次のように追加指示するのもおすすめです。

決定事項と、今後やるべきことを明確に分けてください。
また、「担当者」「期限」が分かるものは一覧表にしてください。

すると、例えば次のような形式にできます。

項目 担当者 期限
製造スケジュール確認 佐藤さん ○月○日
原価確認 鈴木さん ○月○日
広告案作成 田中さん 来週

これなら、会議に参加していなかった人でも内容を把握しやすくなります。


5.AIが作った議事録を必ず確認する

ここが非常に重要です。

AIは便利ですが、作成された議事録をそのまま正式な議事録として使用するのは避けましょう。

特に確認したいのは、

  • 日付
  • 人名
  • 金額
  • 数字
  • 決定事項
  • 担当者
  • 期限
  • 発言者
  • 契約や法律に関する内容

などです。

AIが文章の流れから内容を推測してしまう場合もあるため、最終確認は人が行うことが大切です。

AIには「議事録を完成させてもらう」というより、

「議事録作成のたたき台を作ってもらう」

という使い方がおすすめです。


6.さらに「読みやすくして」とAIに依頼する

最初に作った議事録が長すぎる場合は、さらにAIに整理してもらうこともできます。

例えば、

この議事録を、社内共有用として読みやすく整理してください。
重要な内容を優先し、重複している文章は削除してください。
決定事項と今後のアクションがすぐ分かる構成にしてください。

と指示します。

これだけでも、長い会議メモをかなり読みやすく整理できます。


会議議事録をAIで要約する基本の流れ

ここまでの手順をまとめると、次の5ステップです。

STEP 1

会議内容を文字にする

↓

STEP 2

AIに整理方法を指示する

↓

STEP 3

会議メモ・文字起こしを貼り付ける

↓

STEP 4

決定事項・担当者・期限を整理する

↓

STEP 5

人が内容を確認して完成させる

この流れを作っておけば、毎回ゼロから議事録を書く必要がなくなります。


AIに議事録を作ってもらうプロンプト

毎回指示を考えるのが面倒な場合は、以下のようなプロンプトをテンプレートとして保存しておくと便利です。

以下の会議内容を、社内共有用の議事録として整理してください。

【出力項目】
①会議名
②日時
③参加者
④会議の目的
⑤主な議題
⑥決定事項
⑦未決事項
⑧担当者・期限・アクション
⑨次回会議までに確認すること

内容に記載されていない情報は推測せず、「記載なし」としてください。
特に数字・日付・人名・金額については、元の文章にない情報を追加しないでください。

このテンプレートを保存しておけば、会議のたびに会議内容を貼り付けるだけで利用できます。


AIに任せる部分と、人が確認する部分を分ける

AIを仕事で活用するときに大切なのは、すべてをAIに任せることではありません。

例えば、

AIに任せる

  • 長い文章の整理
  • 要点の抽出
  • 項目ごとの分類
  • 箇条書きへの変換
  • 表への整理
  • 文章の読みやすさの改善

人が確認する

  • 決定事項が正しいか
  • 数字や金額が正しいか
  • 担当者が正しいか
  • 期限が正しいか
  • 発言の意図が変わっていないか
  • 社外に出して問題ない内容か

というように役割を分けると、AIをより安全に活用できます。


会議議事録は「AIに作らせる」のではなく「AIと一緒に作る」

AIを使うことで、議事録作成にかかる時間を減らせる可能性があります。

ただし、重要なのはAIが作った文章をそのまま使うことではありません。

会議内容をAIに整理してもらい、人が確認・修正する。

この流れを作ることで、

「議事録を書く時間を減らし、内容の確認に集中する」

という仕事の進め方ができます。

まずは、次回の会議で取ったメモをAIに整理させてみてください。

最初から完璧な使い方を目指す必要はありません。

「メモをAIに渡す → 要点を整理してもらう → 人が確認する」

この3ステップから始めるだけでも、AIを仕事に取り入れるきっかけになります。


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