塾で勉強しても偏差値が伸びるとは限らない科目といえば国語ではないでしょうか。

 

勉強しても成績が上がらないとしたら、学習方法に問題があるのかもしれません。

 

数学や英語などは、テキストの内容がそのままテストに出たりしますが、国語はそうはなっていません。書店の参考書コーナーでは、数学や英語に次いでラインナップも多いのですが、このテキストをやれば誰でも成績が上がるというものにはなっていません。

 

勉強のやり方に工夫が必要です。

 

同じ塾の授業を受けいて、同じように勉強しているつもりでも、成績が伸びる人と伸びない人の差が大きいのは、アウトプットの量に差がついてしまうからではないかと考えています。

 

学校の授業では、基本的に先生の話を聞いてメモを取るインプット学習が中心になります。問題を解く時間が非常に少ないですよね。

 

塾の授業では、たくさん問題を解くはずですが、授業時間という制限があるため、たとえば苦手な記述問題をほとんど空白のまま、自分で解き終わる前に解説を聞くことになると、アウトプット学習の量が不十分になっている可能性があります。

 

わからない問題の答えを聞いて知識は増えても、「自分で問題が解けた」という経験を積み重ねていかなければ受験国語の勉強としては不十分です。

 

 

 

当教室のある千葉県の公立高校入試では、5科の中で国語が最も難しいです。平均点で見ても国語が一番低い年度が多く、90点以上を取れる人はほとんどいません。

 

上位校を狙うためには国語の対策がカギになります。

 

何が難しいのかと言うと、千葉県の場合は記述問題の字数制限が厳しめです。他の都道府県であれば、本文中からキーワードを見つけてほとんど書き写すだけで正答できる問題が多いのですが、千葉県では要らない言葉を削り、より時数の少ない表現に書き換えるなど、ひと手間加えなければいけない記述問題が多いです。

 

ちょっとした要約作業が必要です。

 

ゆっくり時間をかけて取り組めるのなら良いのですが、国語は音声の聞き取り問題と作文もあるため十分な時間をかけることができず、大問1つくらいがほとんど手つかずになってしまったという受験生もいると思います。

 

文章要約の練習は、これまで高校生(大学受験生)が現代文の学習をスタートする際の課題としていたのですが、最近は小学生からでも取り組める課題を準備しています。

 

時間をかけて学習しなければ成績が伸びにくいのに、国語は受講してもらえないことも多いので、日曜日の朝クラスは国語の受講をおススメします。少人数クラスでじっくり指導できるので、音読学習や文章要約にも取り組んでいきます。