先日、とある経営者の勉強会で、その勉強会の講師の先生がこんな質問をされました。
「どうやって、人を見抜きますか?」
小さいなりに、何か事業をすすめている経営者には、「人を見る」能力が必要です。
取引先や、お客様。そして従業員。
特に、自分の会社で働いてくれる「従業員」の能力や人柄を見抜くことは、必要不可欠です。
働いてくれる「人」で、その会社の「実力」が決まるといっても過言ではありません。
その勉強会の講師の先生は、名前の漢字の形で、人間の「型」を「見抜く」という珍しい「占い」?のオーソリティーでしたが、その勉強会はずいぶん盛り上がって、盛況でした。姓名判断のなかでも、ほんとうに意外な流儀があって、そして、それぞれなるほどと唸らせる説得性があって、不思議なひと時を体験してきました。その先生は、
東海のぼかん
に所属しています。
また、ほかのある勉強会では、こんな言葉が発せられていました。
「君の会社は、人を雇わないのですか?」
「いい人材がいれば、いつでも雇いたいです!」
「そうですか、それで、君の会社に、よい人材は、来ますか?」
もし、素晴らしい人材が存在するなら、いつでも雇いたい!これは、どの会社の経営者にとっても、至極当然の本音です。
しかし、そんなすばらしい人材は、果たしてその会社に来てくれるのでしょうか。
答えは、NOです。
素晴らしい人材を欲しいと思っているのは、経営者なら皆そのとおりですね。
例えその会社が小さくても、地味でも、赤字だらけの会社でも。
例え、経営者が、人材を見抜く「眼」をもっていたとしても、その「人材」にとって、魅力のない会社であれば、意味がありません。
よい会社に、よい人材が集まるどおりです。
もっと下世話に言えば、大きな会社にはどんどん優秀な人材が集まり、そうでない会社には、それなりの、、、、、、というわけです。
これは、自由経済・資本主義のパラダイムの元では当然の成り行きです。
つまり、零細・中小企業には未来がないということになります。
でも、優秀な人材という、基準はどこにあるのでしょうか?私は、学歴や知識というものに信頼を置いていません。
この20年の間、ともに働く価値のある人たちにたくさん出会ってきました。
その経験が教えてくれるのは、次の3つです。
①注意深く
②正直で
③責任を負える人。
そして、私が仕事をしていく上での、誓いでもあります。
でも悩みの種は、これが面接だけでは、なかなかわかんないんですね。
人を見る目がないのかも。
自分がそうあることに、
精一杯ですし。