ボンジョールノ
イタリア好き委員会 italiazuki.comさんの、イタリアのマンマのレシピを紹介するサイトで
またいくつかレシピの記事を書かせていただきました。
今回のレシピはvol.185です。
italiazuki.com (イタリア好き イタリアのフリーペーパー)の
「イタリアのマンマのレシピ」からどうぞ!
前回は友人のフランチェスカにお料理を作ってもらいましたが、
今回は私の夫の叔母のラウラに作ってもらいました。
計4品ですが、第一回目は
「棒ダラの煮込みウンブリア風」vol.185です。私のイタリアの叔母ラウラは、
40年間幼稚園の先生として勤労し、いまは年金生活を満喫しています。
愛情深くお料理上手で、私の子育ても積極的に援助してくれたイタリアのマンマです。
ウンブリア州の方言もたくさん彼女から学びました。
方言は使う使わないは別として、知っておいたほうが、親近感が生まれやすく、
地元の人に溶け込み易いというのは実際あります。
私は時と場合、相手によって使い分けしますが。笑
ウンブリア州は内陸で海がないので、お魚料理が伝統料理なのは不思議ですが、
その理由を聞くと、一昔前のウンブリア州の農家や庭がある一般家庭では豚や鶏、七面鳥を飼育しており、
お肉または淡水魚は手に入りやすい環境でしたが、昔は今ほど流通がなく、海水魚はなかなか手に入らなかったそうです。
ですが、当時この辺りで週に一度行われる朝市では、沿岸部の州から棒ダラを売りに来る人がいたようで、Zia Lauraが幼少の頃
(戦後数十年)は、市場で鶏や鳩を売っていた人達がその売上金で棒ダラを買うか鶏や鳩と物々交換をするなど、
安価に手に入る身近な魚だったそうです。
内陸に住むウンブリアの人々にとって、ヨード(ヨウ素)を摂取するのに必要な食品であったことは間違いないのですが、
そういった背景から当時は海のお魚料理といえば、棒ダラ(イタリア語ではバッカラbaccalà)で、
ウンブリア州の魚料理としてよく食されていましたそうです。
ちなみに棒ダラは、今ではイタリアでも少しお高い食品として扱われています。
このレシピ、煮込む時にはレーズンとドライプルーンを入れるため、棒ダラの塩分と甘さがうまく絡まって、絶妙な味わいです。
棒ダラは3~4日、水の中に浸け置きし毎日水を替え、塩抜きをするのに時間はかかりますが、
お料理はすごく簡単ですよ。
作り方に興味のある方は是非、下のリンクから、どうぞ。
italiazuki.com (イタリア好き イタリアのフリーペーパー)の
「イタリアのマンマのレシピ」からどうぞ!
皆様にとって良い1日でありますように