3月の佳き日、asshranでは恒例行事である「お告げ参り」を行います。
気づけていないことや、足りていないこと、気をつけなければならないこと。
内容は人それぞれですが、その方にとって必要な内容を、その年にご縁のある社寺のお神様からお言葉を授かります。
私たちは「ご済度参り」と言っています。
常連様限定ですが、今年も350件程のお申込みをいただきました。
初日は滋賀県にある「太郎坊宮」で行いました。
天狗界は「魔界即仏界」と言われ、ここ太郎坊にも、たくさんの大天狗小天狗がいて、日々修行をしていると言われています。
天狗の多くは、法力を使える元僧侶様や、修験道の元行者様たちです。
この世を去ったあと、魔界即仏界へと転生し、修行をしやすくするために、天狗のかたちをとるそうです。
もちろん、全ての僧侶様や、行者様がその世界に入るわけではなく、また、望めば誰もが天狗になれるわけでもないそうです。
よっぽど修行が好きなのでしょうね![]()
数年前、岐阜県の古井の天狗山でご済度を行いました。
その際、力のある天狗様から、ここまで遠くの者たち(顧客様のことです)が来るのは大変だろうから、京都の出雲大神宮へ行けば良い、と言われました。
そこの天狗に話をつけておくので、目印だけ持って行け、と、目印になるものをいただきました。
古井の天狗と、出雲大神宮の天狗は縁があるそうです。
どのようなご縁でつながっているのかはわかりませんが、天狗界にも色んなネットワークがあるようですね。
古井の天狗像
太郎坊宮にはたくさんの石像があります。
拝んでいると、天狗様が面白がってやってきます。
面白がってはいますが、お告げを待つお客様をじっと見て、やはり行を積み、法力を持つ天狗様のアドバイスとは、とても的確なものです。
太郎坊宮では、お社を含めて約20箇所ほどの場所でご済度を賜りました。
どの内容も本当にありがたい言葉でした。
聞くと、ありきたり、当たり前のことばかり、と、捉えられるかも知れませんが、授かった方にとっては、とても大切で重要な内容だと思います。
一つだけご紹介致しますね。
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覚悟が足りない。
途中であきらめたり、自分の問題にせず、外に問題をもって行く。
覚悟さえあれば(神仏は)力を貸すが、覚悟がないまま願いだけよこしても、足りない者には貸せることはない。
人の言葉に惑わされず、覚悟を決めよ。
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あらためて気づかされます。
okada♪

