この度、ASSHは無期限活動休止とさせて頂くことになりました。
主宰である私が多忙な状況もあり、劇団として体制を維持していくことが困難であるため、この判断となりました。
また、この機会に、私以外のメンバーは全員、卒業という形をとらせていただくことになりましたこともお知らせいたします。
再開の目処もたたないまま、活動休止状態の劇団のメンバーとして名前を残してもらうのは、メンバーの今後も考えると違うのではないかと考えたからです。
そもそも、50歳になったら、劇団というものは閉じようと思っていました。
私が50歳になる歳、それは2020年でした。
そう、コロナ禍が始まってしまった年です。
「真・白キ肌ノケモノ」を上演し、そのあと数本公演をしてから、劇団という形は終えるつもりでした。
しかし、「真・白キ肌ノケモノ」は中止、その後に2回劇場を押さえてトライしようとしたのですが、結局上演はできませんでした。
実は今年でASSHは、旗揚げ20年になります。
コロナ禍は終わりを迎えはじめ、エンタメ界が走り出し、私もそれにつれて日々忙しくなってきています。
昨年、あうるすぽっとで「世界は僕のCUBEで造られる2022」を上演できましたが、その後ASSHで何かを企画することができないまま、この20周年を迎えました。
葛藤もありましたが、自身の状況や、メンバーの今後を考え、このタイミングでの無期限活動休止を心に決めました。
なぜASSHの名前を私1人で残すのか、それは私の歴史でもあるからです。
たくさんのオリジナル作品をつくってきました。
再演も沢山できました。
きっとこれからも再演はすると思います。
実は企画も動いています。
ASSHのお陰です。
もし、私が一息つくことができれば、『ASSH』を再開することも考えられるかもしれない。
そんな時に、私の歴史でもある『ASSH』の名前を残しておきたい、そう思ったのでした。
大学の演劇サークルなどの母体も何もない状態からここまで続けられてきたこと、その度に仲間になってくれたメンバーがいてくれたからです。
本当にありがとう。
たくさんの出会いもありました。
今、いろんな現場で会う元メンバーもたくさんいます。
いまのメンバーも、卒業にはなりますが、またどこかで一緒にお仕事できると思っています。
引き続き、元メンバーを応援いただけますと幸いです。
今後とも演劇を応援いただけるよう、さらに進んでいきたく思います。
長文を最後までお読みいただき誠にありがとうございます。
12月吉日
ACTOR'S TRASH ASSH
主宰 松多壱岱
メンバーからのコメント