最近、「タダで不動産がもらえる」という話を耳にすることが増えました。
最初は私も半信半疑でしたが、実際にご縁があり、無償で土地を譲り受けたこともあります。
しかもその土地は、最終的に100万円で売却することができました。
もちろん、いつでも誰でも簡単に再現できる話ではありません。
しかし、この経験から強く感じたことがあります。
それは、「価格がゼロであること」よりも「価値を見つけられるかどうか」が本質だということです。
私が譲り受けたのは土地でした。
場所はいわゆるベッドタウンです。
半年ほど保有したあと、100万円で売れました。
買った方は家を建てる予定ではなく、少し離れた場所で事業者で、駐車場として使うために購入されたのです。
もし「住宅用地として売れるかどうか」という視点だけで見ていたら、この土地は魅力的には映らなかったかもしれません。
しかし「誰にとって役立つか」という視点で見ると、まったく違う景色が見えたのです。
近年、相続で引き継がれたものや、管理費や固定資産税の負担が重くなった不動産が増えており、タダでもいいので手放したい人が増えているとのこと。
所有している人にとっては「持っているだけでお金が出ていく存在」になってしまっている訳ですからね。
一方で、受け取る側にとっては、タダでいただけるもの、無闇に手に入れてしまうと、不動産が負動産になりかねません。
となると、「本当に自分にとって価値があるか」という点で考える必要があります。
そこで重要なのが「活用価値」という考え方です。
土地には、最初から値札がついているわけではありません。
その土地で何ができるかを想像し、その使い道に意味を見出せる人が価値を生み出します。
たとえば、車の出入りがしやすい土地は駐車場に向いています。
しかし、出入りがしにくい土地でも、静かな資材置き場や倉庫、趣味の作業スペースとして使えるかもしれません。
細長い土地でもバイク置き場には適している場合があります。
大切なのは、条件の良し悪しを単純に判断することではなく、「どう使えるか」を考えることです。
不動産の価格は、広さや立地だけで決まるものではありません。
そこにどんな活動が生まれるかという想像力が加わったときに、はじめて意味を持ちます。
私が経験した土地も、住宅としてではなく、事業用の駐車場という視点に切り替えたことで価値が生まれました。
これは偶然ではなく、「誰にとって役に立つか」を考えた結果だと思っています。
これから少子化が進み、相続される不動産は増えていくでしょう。
売れない土地や空き家も増えるかもしれません。
しかし、それは「価値がない土地が増える」ということではなく、「使い方が見つかっていない土地」が増えるということです。
そこに可能性があると思いませんか?
不動産を見るときに、「いくらか」という数字だけを見るのではなく、「何ができるか」という可能性をさぐってみる。
この習慣が身につくと、景色が変わります。
土地はただの地面ではなく、未来の使い方の集合体になります。
だったら、未来の使い方を含めて自分で創造することができたら、まだあまりやっている人がいない資産の作り方ができますよ。


