ソーシャルキャピタルという言葉をご存知でしょうか?

私自身、この言葉を何で見たか忘れてしまいましたが、

ずっと頭に残ってたんです。


明確な定義は無いようですが、

古くは、1916年にハニファンというアメリカの教育長が「善意・仲間意識・社会的交流」

OECDでは、「規範・価値・理解を伴ったネットワーク」

世界銀行では、「制度・関係・規範」

ウィキペディアでは、「人々が持つ信頼関係や人間関係(社会的ネットワーク)のこと」

などと言われている。


ソーシャルキャピタルが豊富だとどうなるか?

パットナムというアメリカの政治学者は自書で、1970年代から20年間のイタリア州政府の

制度パフォーマンスの違いが、ソーシャル・キャピタルの違いから生じることを

指摘しているそうだ。


私の解釈では、ソーシャルキャピタルが高いことで、そこの治安、経済、教育、健康状態が

良くなると捉えました。



今の日本では、ソーシャルキャピタルが低くなっていると思いませんか?


ところで、地域密着型不動産会社はなぜ必要なのか?

地域の社会問題を不動産を通じて解決するためですよね。

地域の社会問題とは何か?

もちろん各論は地域に違いますが、総論的にはソーシャルキャピタルの低下だと思いませんか?


だから、地域密着型不動産業とは、不動産事業を通じて、ソーシャルキャピタルを高めていく

役割を担うべきだと思います。


地域でいうなら、入居者さん同士をつなげること、

入居者さんを地域につなげることなんてそういうことですよね。

地域という括りでなく、一棟の建物で考えたらシェアハウスなんてそういう事業ですよね。


地域密着型不動産業のソーシャルキャピタルへの貢献。

私は、地域密着型不動産業の社会的ニーズはそこにあると確信しています。