ものぐさな人のための知的スピリチュアル生活(240804) | ネオ仏法(別館)

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ネオ仏法の記事はある程度キチンと理論化されているせいか、書いている私が非常に高潔で自分を律する心が強いと勘違い(?)されている方もいらっしゃるようです。

 

ところが私は三国一の怠け者だと自認しています。

 

そんな私がなんとか毎日を知的かつ確実に過ごすことができている秘密は、仏教で言うところの三学、戒・定・慧(かい・じょう・え)を実践しているからです。

 

仏教と言えば、どんなことをするのか?と聞かれたら、「三学の修行をしています」と即答できるといいです。

 

三学とは、以下の3つです。

 

  1. 戒:みずから決めた戒めを守る
  2. 定:瞑想をする
  3. 慧:智慧を得る

 

意外に思われる方もいらっしゃる方もしれませんが、実はものぐさ・怠癖のある人ほど、”戒”を作った方がいいのです。

 

戒を作らないと、本当に日々が怠惰に流れていくということももちろんありますが、戒を作ることによって、日々のタスクを確実にこなしていくための起動力ができるのです。これがポイントです。

 

たとえば、私は以下の戒めを自分に課しています。こなす時間順に並べてみます。

 

  • 般若心経を唱える
  • 瞑想か祈りをする
  • ネオ仏法のブログをいじる
  • エックス(旧・ツイッター)で真理の言葉を呟く
  • ドイツ語の勉強
  • 宗教英語の勉強
  • 真理価値のある読書70ページ
  • ストレッチ・ラジオ体操他、運動
・・・このように並べてみると、「やっぱりすごいじゃないか」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ひとつひとつは大したことないですし、また上記の並べ方・順序にも秘密があるのです。
 
まず、「般若心経を唱える」と言っても、このお経は262文字しかありませんので、2分くらいあれば唱えることができます。
 
そして、朝イチにこれをやるのですが、私の場合、正座などの正式(?)なスタイルでなくとも、「布団に寝たままで構わない」としています。
 
実際、私は本当にものぐさで、今日を振り返ってみても朝起きた時にすぐ感じたことは、「あ、1日が始まる。面倒臭いな。布団から出たくないな」という気分でした。
 
ところが、「寝たままでいいから般若心経を唱える」というのはなんとかできてしまいます。
 
ここがミソです。
 
モーターを回転させるためには、回転をさせる時が一番ちからがいるのです。これをトルクと言います。
 
朝一番の般若心経はこのトルクに相当するのです。
 
寝たままといっても、(自分で決めたことでありますので)「般若心経を唱えた」というタスクをひとつ完了したことは絶対的な事実です。
 
ここで、「自分は確実にタスクを完了できる人間なんだ」という”事実”に基づいた感慨が湧き起こってくるわけですね。
 
ここで、モーターが少し動き出すのです。一番難しいところを簡単なタスクで起動してしまうと言う寸法です。
 
次に、瞑想と言っても、「マインドフルネスを10呼吸分くらいで構わない」というふうにしています。
 

 

これもまあ実は大したタスクではありません。10呼吸くらいなら1分でもできてしまいます。

 

でもここで、自分で決めたところの2つのタスクを完了出来た、というほのかな、でも確実な自信が湧いてきます。

 

そのちょっとした自信が、つぎのちょっとした行動力を生み出しているのです。モーターが回転を始めました。

 

次に「ネオ仏法のブログをいじる」ですが、これはたとえば誤字脱字の修正とか、ちょっとした画像を入れて読みやすくするとか、その程度でもオッケイにしています。

 

でも、やれば一応はやる前よりはマシになっていますし、(ネオ仏法が真理であれば)、世の中にスプーン一杯分だけでも貢献した、という自負を感じることができます。

 

・・・とこんな感じで、自分で(自分が抵抗感がない程度の)戒め、タスクをあえて作ることで、勢いをつけているわけなのですね。

 

そして、簡略版のタスクと言っても、やらないよりはやった方ががベターなことは言うまでもありません。

 

一応は、人生の意味とミッションである「智慧の獲得と慈悲の実践」ができていることになります。

 

エックスで一言「真理の言葉を呟く」でその思いは確実化されます。

 

ちなみに、「読書70ページ」が一番難易度が高そうですが、これも、「とりあえず、本を1冊持ってカフェに1時間半座る」でなんとかなってしまいます。

 

カフェに行けば、読書しかすることがなくなってしまうからです。

 

・・・と、こんな感じで、繰り返しますが、「軽めの戒・タスクを順にこなしていくことで、徐々に1日に勢いをつけていく。自信をつけていく」という繰り返しになっています。

 

また、上述のタスクで、一応は戒・定・慧の3つが実践できていることになります。

 

でも、継続というのはなかなかのもので「ドイツ語の勉強」というのは実は「テキストを一目みるだけで構わない」としているのですが、3年続けてみると、テキストは三往復目にさしかかっています。

 

本サイトのブログも(調子の良い時は)月間1.5万PV(ページビュー)も読まれています。

 

ポイントは。「自分が継続できるくらいの負荷にして、かつ、毎日やる」ということです。

 

続けられないようであれば、そのタスクを軽めにするか、いっそ廃止にしてしまいます。

 

エックスの呟きも当初は「1日3回」だったのですが、「これでは、続かないな」と思って、1日1回へ変更しました。

 

ポイントをまとめてみましょう。

 

  • 毎日、続ける
  • 続けられるようにタスクの強度を調整する
この2つだけなのです。
 
こうした「自分にできる三学、戒・定・慧の実践」で確実に毎日の知的スピリチュアル生活を維持することができます。
 
自分がものぐさだと思える人ほど、「自分に合った三学、戒・定・慧」を考え、実践していくことをおススメいたします。