おっパン

終わった。



流石の誠も

大地の頑固親父に言い返すことができない。

撃沈だ。


家では

沖田家の家族全員

何かありげに落ち込んで

誠が心配したところでなんの解決にもならないと思われ。


あたふたとしながらも

誠は、大地の友達として

余計なお世話をしたいと決心をする。


そんな誠の話を聞いて

翔は仲違いした友達に、友達としてきちんと考えを伝える。

萌は好きな漫画の止め時を探していたが、続ける決意をする。

美香さんは、推し活は心の活力とばかりに、益々張り切っている。

みんなそれぞれの"好き"を、止めることはできないことに気がつく。


"好き"ってなに?

そんなテーマにあったけど

そう言うことなんだよね。


識子さんと言う方のブログで見た

神様の言葉をお借りすると


"諦めなければ、最後は無い。成就する。"

"諦めると言うことは、自分の意思を捨てること。"


納得の言葉だ。

"好き"は止まらないし、止めちゃいけない。

止めてしまったら、自分を見捨てることになってしまう。

自分の意思を大事にしろってことだね。


素晴らしい。


そして何よりすごいのが

誠さんの冷静さ。


あの頭の良いわからずやな大地の父親の言葉に

ちゃんと耳を傾け

あなたの考えは正しい。

と言ってのける。


どんな意見でも、ちゃんと受け止められるって凄い。

まるで違う意見であればあるほど

いやいや待って。

と、止めたくなりそうなもの。


それを受け止めて、褒め称え

なお自分の意見を伝えられる。

ほんと凄いわ、誠さん。


そのとき思ったのね。


婚活1000本ノックの

小池さんならぬ大池さんのセリフ。


YES AND


相手の意見を一旦受け止める=YES

その後に続く自分意見を伝える=AND


誠はそれがちゃんと出来ている

それに対して

大地の父親は、YESすら無い。


何処までも自分の考え方のみでしか生きられない人物だ。


そこに対しては諦めがあって良いのだと思う。

相交えない人とは、距離を置いた方がいいのかもしれない。


住む世界が違うのだ。

そんな人を変えようとするだけ、時間と労力の無駄。


自分が変われば相手も変わる

とかのレベルではないからね。

誠は変わって此処まで来られたんだもの

分からず屋の人に歩み寄ることは無い。


それこそ

そんな人へのYESだ。

ANDは必要ない。

たとえ父親であっても。



父親にも認めてほしかった。

大地の気持ちもわかるけど

そこは仕方ない。

綺麗さっぱり諦める。


諦めたら終わり。

諦めが肝心な時だってあるさ。

そんな関係があっていいのだと思う。



二人の結婚式で

大泣きする誠は

誰よりも父親だった。


大地の

「父親って何ですかね?」

の質問の答えがそこにあった気がした。


子供の幸せを

こんなにも大泣きして喜ぶ姿こそが

父親なのかもしれない。


まあ、泣かない人もいるだろうけど

子供の幸せを一番に願うってことですよね。




続編ありそな感じだったね。


それこそ

「父親にも認めてほしかった。」


そこは本音。

そんなの諦めろ、とか言っては見たものの

やっぱり父親だもの。

切り離すなんてできない。

分かってる。


時間をかけて、ゆっくりと

いつか分かって欲しい。


そこはまた、誠が一肌も二肌も脱いでくれるのだろう

脱いでほしい。

諦めないのが誠だから。

父親だけが疎外されるなんて、寂しすぎる。


うん。

そうあって欲しい。


おっパンは

みんなが幸せであって欲しい。


そう願わずにはいられない

ハートフルなドラマだった。


スタッフさん、キャストさん

全ての関係者の皆様

ありがとうございます。


また沖田家の家族に

大地や先輩に会いたいです。





気づいてみれば

コンクール一番好きなドラマになっていた。


そたくん、最高の大地だったよ。

原田さんが、誠で良かった。

みんな大好き。



ゆせくんが一番好きなんだけどね。


私の一番の"好き"

"好き"はやめられない。