下剋上球児。


先生はきっと犯罪者なんだろうな

だから辞めざるを得ないんだろうな。


とは思ってたけど

まさかの無免許…


ショックすぎた

教師でなくても監督はできるだろうけど

犯罪者であることは消されることではなく

罪の償いとかどうすんの?


と、先が読めない展開で終わってしまった…




今話もまた、先生の言葉は響いた。


「どんなことになっても、解決策はあるんだよ。

一緒に考えてやっていこう。」


島で暮らす生徒、根室にかけた言葉は

 "一人で抱え込むな。"

と安易に知らせている。

決して裕福ではない、ヤングケアラー的な介護、学校から遠いことから好きな野球が上手くできないし、バイトしないといけないし…

そんな様々な葛藤の中で

まだ子供なのに、ひとりに色んなことを抱えさせてはいけない。

そんな、先生の優しさが沁みる。


根室は、それを苦労と厭わず懸命に生きていることに、家族への愛を感じる。



「お前一人の試合じゃない。」

キャプテンの言葉に合わせて

「周りを見てみろ、こんだけいるぞ。」


独りよがりな野球をするピッチャーの犬塚に、野球はチームプレイであること、仲間を信じることの大切さを気付かせてくれる。



試合が終わった部員同士の明るい語らいの中で

野球部にスカウトされていた生徒が

代走をすることで野球の楽しさを知り

何げなく入部を決意する言葉を

さも、BGMでも聴くように流す演出に、おーっ!となる。


 「俺も野球部入るわ」

   「え?野球部入るんですか?」

   「野球部入るって」

と生徒たち同士で嬉しそう。


先生のグローブをもらった時に

 「俺は何も返せない。」

と言った根室に

「それは、大人になってから誰かに何かを返せばいい。」

そう答えた先生に見返りなど求めない、とてつもなく大きな無償の愛を感じ

本物の大人の対応を見せてくれた。


どれもこれも

鈴木亮平が演じるからこその優しさなんだと思う。

穏やかであり、知的であり、優しさであり、強さであり、何ものにも変え難いその存在の意味がそこにある気がしてならない。



決して生徒を否定しない

こんな先生に出会えた生徒は幸せだ。



因みに。

金髪のキャプテン。

菅田将暉の弟だよね。

何処でも触れてないけど…


このドラマに出会えてラッキーだったね。



終わり方が

"MIU404"だった。

"アンナチュラル"だった。

"最愛"だった。


ムフフってなった。

犯罪が絡んだ終わりだったから?