永遠の昨日 最終話


ボロボロ泣いた。


結果は想像していたし、泣けるだろうな

とは思っていたけど

想像以上だった。


好きなのに好きなのに

と抱き合うふたりの思いは想像に絶する


後に

浩一の存在を知っていた父親に救われた。

誰もが浩一の生ける屍の記憶が消えた行く中、みっちゃん一人だけが取り残されるには残酷すぎる。

お父さんがいてくれて良かった。


浩一の最後はどうなるんだろう

ずっと気になっていたけど

あの場所に戻ったことに安堵した。

しかも浩一自ら戻っていたことを、浩一自らの語りで知らされる。


浩一が満に出逢った瞬間に恋に落ちたこと

満が女の子であったとしても、好きになっていたであろう思い

一人の思い出が、徐々にふたりの思い出に変わっていったことなど語られる。


そんな想いが余計に別れを悲しいものにさせる…


恥ずかしそうに笑う浩一が、きらきらと美しい。


お父さんの前でぽろぽろ涙を流す満が、

悲しくも美しい。


ふたりのキスシーンは

どれも美しかった。


五年後

おでこを出した満は大人になり、より美しく明るくなった気がする。


まだ、同着一位な人には出逢っていないけれど

いつかきっと

浩一とのことを思い出深く語り、それを優しく見守りながら聴いてくれる

そんな人と出逢える日が来ることを、切に願うのだ。








彼方の世界では

結ばれるよ、きっと。